朝の挨拶

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朝の挨拶

次の日 僕は今日は早めに学校に来た。何故かって? 生徒会恒例の朝の挨拶があるからだ。 めんどくさ、そう僕はずっと思っている、なんでかって?生徒会メンバーの大半に嫌われてるからだよ。まず会長、副会長には嫌われている。そして会計にも嫌われている、多分、でも何故だか双子の庶務と書記には好かれているなんで? まぁそれは置いとこう、めんどーなのは、副会長だ、毎回毎回絡みがめんどくさい。そんなことを考えていたら生徒会メンバーが来た。 「「「キャーーー」」」 「皆様おはようございます」 「またあなたですかいい加減に私の前から消えてください。」 「そんなこと言わないでくださいよ、副会長様?会長様もおはようございます。」 「・・・」 はい、今日も無視ですかさすがに傷つくぞ。 「「会長〜愛斗いらないなら僕たちが貰うよ!」」 そう言って抱きついて来たのは双子の庶務だった。この2人は双子で似てるらしいけどよく見たら全然違う。性格も。 「庶務様達ありがとうございます。嬉しいです」 嬉しかったのは本音だよ。だってあんなに暴言はかれてんだよ? 「愛斗ー可愛い〜」 「本当、かわいい〜」 え?僕がかわいい?何を言っているんだ? 「何言ってるんですか?お2人の方がかわいいですよ、フフッ」 すると2人は僕の胸の辺りに顔を寄せて耳を真っ赤にさせて、それ反則といっていた、、なにが? と思っていたが恥ずかしがっているのか?と思って頭を撫でてあげた。するとすっごいかわいい顔になって、満足げだ。かわいい、僕はかわいいものには目がない。だから2人の頭をずっと撫でていたら、うしろからこえがした。 「僕も頭撫でて」 そう小さく呟いたのは書記だった。 「書記様もですか?いいですよ。」 そう言うと、書記はこっちに近ずいてきて頭を差し出した。ングッめっちゃかわいい、、、 すると書記の顔がみるみるうちに赤くなる なんで?と首を傾げていると会計が、口に出てるよ、と言ってきた。まじか、恥ずかしいー〜 「恥ずかしいですね、、、///」 そう僕が言うと辺りがしずまりかえって、みんな顔が赤くなっている。不思議そうに見ていると、杏くんが我に返ったかのように声を出した。 「た、隊長、顔が真っ赤ですよ。」 あ、真っ赤だからみんな静かだったのか、、 でも、それでなんで静かになるんだ?よし、 考えるのをやめよう!そうしたら書記が 「頭撫でてくれないの?」 と不安そうな小さな声で聞いてきた。一応書記は声が小さい方だ、だから慣れた人以外はあまり聞き取れないらしい。 「全然いいですよ。」 そう言って僕は頭を撫でてあげた、めっちゃ喜んでくれた。よかった。そう思っていたら、携帯の着信音がなった、内容は相談室の依頼だった。 「皆様すみません、僕は用事がありますので、失礼致します。」そう言って僕は走ってかえってきた。 その後に会長が「やはり、気になるなあいつ」と言ってるなんて思いもしなかった。
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