永遠の親友

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 あれから11年。  私と親友の周りにいた人が、7人ほど、先に親友の元へ行ってしまった。  そして私も、運が良ければ長生き出来る身、もしかしたら、早いうちに行くことになる。  今は死など怖くない。  親友に会えるかもしれないのなら、その時に胸を張れるように、今まで犯してきた過ちも含めて胸に据え置き、ひたすらに生きるだけだ。  私は成人して、今年で21歳。  ようやく家から出て、自由になれる日が近づいてきてもいる。今年は、初めて誕生日を1人、自分だけの家で過ごすことが出来る。  もはやそれだけで、この先も生きていける気がする。  でも、何年経とうと、たとえこの命が終わろうとも、決して変わらないことはある。  あの子が、私の永遠の親友ということ。それだけだ。  (終)
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