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「あー、めんどくせぇ」 ルンル・シューベインは、魔王城の玉座に座りながら言った。 「ここまで来ると生きてるのもめんどくせぇ。だからって死ねねぇしなぁ、俺最強だから」 側近たちは、その魔王の性格に呆れていた。呆れ果てていた。 「魔王様、しっかりしてくださいよぉ。世界の統一もまだ終わってないんですから」 「統一とかいいだろ。しなけりゃみんな平和なんだからよ」 「それ魔王の台詞ですか? 」 ルンルがほうけた顔をしていると、突如として、体が光に包まれ始めた。 「シューベイン様? それ転移の魔法ですよ!! 早く防いで下さい! 」 「ボケー(゜ρ゜)」 「シューベイン様ぁ!! 」 こうしてルンル・シューベインは、どこかの誰かの元に転移してしまったという訳である。
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