第一章

3/3

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
「ホスト今日気怠げだけどどうしたの〜?彼女にでも振られちゃったの〜?ww」 その担任に向かって堂々と話しかけるのはこの学園の生徒会会計新見(にいみ)優斗(ゆうと)だ 「そんな訳ないだろ。彼女がいたらどれだけ良かったか、こんな男しかいない学校で虚しく働いてるはずがないだろう」 彼は確かにモテるのだが元来の苦労気質と幼馴染の理事長のせいで誰かと付き合う事が未だに出来ていない可哀想な人だ。確かに何時もより顔色が悪く疲弊した様子だ。また理事長に面倒なことでも押し付けられたのだろうか 「無駄話してる間に勝手に入ってきそうだな。それじゃあ転校生の紹介をする。この学園には馴染めそうにない見た目をしているが仲良くしてやれ」 バンッ 勢いよく扉が開かれ、外からアフロ?、マリモに似た頭をし、顔を覆うほどの丸眼鏡をかけ、コチラから一切顔が見えない不衛生そうな男子が入ってきた 「劉晟(りゅうせい)遅いぞっ!待ちくたびれて今すぐ出ようかと思ったんだぞ!」 この転校生、非常に喧しい上に担任を呼び捨てにするとは恰好含めて礼儀がなっていない。普通の生徒でも少し嫌悪感が出るのに担任のファンである生徒は嫌悪感など溢れ出て物凄いだろう
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加