吾輩は『ドンバリ・ガゼボブンベベボブン・ルンバリアンエレガンス・ミボボボブボバボンボリアン・ピンピャラピャンピャラピャッピャ・ヅォヅォミャエ・ドドリアン』である。

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さて、『ドンバリ・ガゼボブンベベボブン・ルンバリアンエレガンス・ミボボボブボバボンボリアン・ピンピャラピャンピャラピャッピャ・ヅォヅォミャエ・ドドリアン』と名付けた張本人であるおばあちゃんは、吾輩を特に可愛がってくれた。いつも吾輩を傍に置こうとした。 「ドンバリ・ガゼボブンベベボブン・ルンバリアンエレガンス・ミボボボブボバボンボリアン・ピンピャラピャンピャラピャッピャ・ヅォヅォミャエ・ドドリアンや、おやつがあるからおいで」 「ドンバリ・ガゼボブンベベボブン・ルンバリアンエレガンス・ミボボボブボバボンボリアン・ピンピャラピャンピャラピャッピャ・ヅォヅォミャエ・ドドリアン、部屋においで。寒いでしょう」 「ほら、ドンバリ・ガゼボブンベベボブン・ルンバリアンエレガンス・ミボボボブボバボンボリアン・ピンピャラピャンピャラピャッピャ・ヅォヅォミャエ・ドドリアンにおもちゃを買ったよ。遊んでおくれ」 おばあちゃんは特に吾輩を愛してくれた。暇さえあれば、ドンバリ・ガゼボブンベベボブン・ルンバリアンエレガンス・ミボボボブボバボンボリアン・ピンピャラピャンピャラピャッピャ・ヅォヅォミャエ・ドドリアン、ドンバリ・ガゼボブンベベボブン・ルンバリアンエレガンス・ミボボボブボバボンボリアン・ピンピャラピャンピャラピャッピャ・ヅォヅォミャエ・ドドリアンと、吾輩の名前を呼んだ。見た目しわくちゃなのになんて滑舌の良さだろうか。それが愛のしるしなのか。 吾輩もすっかり脱帽だ。敬意の念を評して、『ドンバリ・ガゼボブンベベボブン・ルンバリアンエレガンス・ミボボボブボバボンボリアン・ピンピャラピャンピャラピャッピャ・ヅォヅォミャエ・ドドリアン』と呼ばれる度におばあちゃんに頬を擦りよせた。名前はウンザリだけど、幸せな時間だった。 でも歳月が経つと、おばあちゃんは日に日に衰えて、弱っていってしまう。
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