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『あとがき』
*作者・水澄からのあいさつ*
皆様、こんにちは。作者の「水澄」です。
この度は初投稿となったオリジナル小説『ネコのニオイがする!』を最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
たくさんの物語に溢れた広い海の中、『ネコのニオイがする!』へ目を留めてくださった皆様には、言葉にし切れない感謝でいっぱいです。
私自身、初めてのネットへの執筆・投稿であり、まだまだ勉強中である故、ストーリーや文章力のつたなさや気になる点もあったと思います。
ストーリーの中には、猫を飼っている方、猫を愛する方、ペットロスを経験した方には胸の締め付けられるシーンもあったと思います。
*小説とが生まれた経緯*
『ネコのニオイがする!』の主人公「シャルル」のモデルとなった猫は、昔私が飼っていた"亡き愛猫"です。
シャルルと猫屋敷一家との出逢いから日々の暮らし、猫にとって身近な「腎不全」の病による死別までの経緯は、ほぼ実話に近いです。
物語の都合やプライバシー保護の関係上、多くの脚色も入れておりますが。
亡くなった愛猫と私、家族との幸せな日々の思い出も、愛しさも、悔恨も含めて、「ありのまま」を小説という「形」に残るモノにしたかったのです。
前半はアニマル系のユーモアな雰囲気から楽しみつつも、後半は実際に動物(私の場合は猫でケース様々ですが)を飼うことの現実と責任、やがて向き合うことになるペットロスによる悲嘆を描きました。
小説はネコ・シャルルを中心としている一方、作中に出た猫屋敷という一つの「家族」と色々な「人間」の物語でもありました。
シャルル、ミー子、ママン、パパン、シャルルに関わった獣医や野良達などの色々な登場人物がいます。
それぞれの「想い」も、看護した三人が精一杯の最善を「やりきった」ことも、そして、苦しくても最後まで「生きていたシャルル」のことも、書いていて胸が苦しくなりながらも、最後はやり遂げた気持ちになりました。
長いあとがきになってしまいましたが、最後まで読んでいただいた優しい皆様に、改めて感謝を述べます。
シャルルも彼のモデルとなった猫も、きっと皆様に感謝していると思います。
一字一句でも、皆様の心へ優しく灯る何かが残せたとしたら、このうえなく嬉しいです。
ありがとうございました。
***終***
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