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FIRST EPISO-DO《opening》【第一部 会場編】
【2129年】
《僕たちは今──生きるために殺し合っています》
『101年前、2028年 4月6日 16時21分 03秒。地球に巨大隕石が落下した──。その事を一週間も早く知った科学者や大臣たちは、すぐにその事を全世界に報道する。その後すぐに人類はこの星を捨て、火星への移住計画を実行とした。しかし一週間で全人類を火星に移住させるのは「0」に等しい····そう考えた、科学者や大臣たちは後にこう語る。今後人類に役に立つ者を火星に移し、そうでもない役に立たない不要な者は[地球]に置いていく。 [人類火星選別]が始まった。そして、人々は生き残るために必死に自分を主張する····それから3日、 [人類火星選別]は終わり。 選ばれた者は火星へと行き、 役に立たない者は置いていかれた。生き残った人類はたった1万人のみ。あれから数々の絶望や悲劇があり、ついに、人類は火星移住を成功とさせた────。そして、時は現在2129年。文明は発達し、人類人口は現在では5億4000万人まで上昇した。まだまだ数々の不満はあるが、人類は火星で踏まなく時を過ごし暮らしていた・・・・』
僕は息を荒く吐き出しながら走っている。何でだろう····こんな楽しい気分は久しぶりだ!毎日が退屈で全然楽しくなかった人生が変わる予感。僕はそう思いながら、息をするのも忘れるくらい必死に、ある博物館に向かって走っていた。走っていると誰かにぶつかったのか、思いっきり体が地面に突き飛ばされる 。
「イッテ!す、すみません!!」
僕は自分が周りを見ずに走っていたから誰かにぶつかったのだと思い体を起して、ぶつかった人に謝った。だが、そこに人の姿はなく、何故か周りを見渡しても通行してる人しか見やたらない。僕は自分が恥ずかしくなった。こんな人がいっぱいいるところで誰もいないのに何かにぶつかって、誰もいないのに謝っている僕は····自分の頭を叩き「何をやってんだ!」 と自分を自分で叱り、もう一回気を引き締めて、また博物館に向かって走っていった。
「楽しみだ!こんなの久しぶりだ!」
僕はそう言うと余計嬉しくなり、走るスピードを少し上げて一刻も早く博物館に向かうのであった。そして、走る僕の後ろに黒い人影がじっと僕を見つめているように見えた····が、僕はそんなこと気にしてる場合じゃない!と自分を納得させて気にせず足を動かし続けて走っていった。すると、黒い人影の人物は笑みを浮かベ、一言声を出した。
「やっと会えたね····」
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