駄菓子屋さんのおばちゃんと僕

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駄菓子屋さんのおばちゃんと僕

思い出がある店 あなたは ありますか? なくなったら 悲しかったり寂しく感じる場所 あなたには ありますか? 昔からある駄菓子屋さん。 20年以上前から経営している。 駄菓子の名前はスマイル 個人経営。 田舎の 大きな公園の近くにある 10時から経営している。 ここは子供達が集まる場所。 子供達が遠足の時には、いつも、ここにくる。 大人達もタバコを買いにくる。 駄菓子で あなたは何が好きですか? この駄菓子屋さんには色んな駄菓子が売ってる。 タバコもアイスもある。 外には自動販売機とガチャガチャがある。 駄菓子屋さんは、あまり儲けはない。 じゃあ、なんで駄菓子屋、始めたの?って それは、きっと… 駄菓子屋さんの支払う場所には いつもおばちゃんが座っている。 店主のおばちゃんだ。 おばちゃんの名前は佐藤文子。 おばちゃんは、いつも子供達が会計をする時 おまけをしてくれる。 文子『ラムネにする?おにぎりせんべいにする?』 文子は子供達に声をかける。 文子『いらっしゃい。今日、暑かったでしょ。ゆっくりやすんでいって、歩きできたの?』 子供『自転車で来たよ』 そんなやりとりなどを色んな子供達としている。 山本春叶(はると)4歳。 初めて、お母さんと駄菓子屋さんに行く。 お母さんは小さい時に、何回も行ったことある。 でも僕とお母さんは、おばちゃんに会ったけど、お母さんが来てた事は覚えてない。 それは、そうだろう何人もの子供達に会ってたら、そほどの事がないと忘れてしまうだろう。 春叶くんは、吟味して選んでいく。 春叶くんは、ラムネとチョコとうまい棒などを買った。 お母さんは、モロッコヨーグルトとこんにゃくゼリーと棒ゼリー、蒲焼きさん太郎を買った。 文子『名前は?』 春叶『はると』 文子『何歳?』 春叶『4歳』 文子『どこから来たの?』 春叶のお母さん『近くに住んでいて』 文子『そうなんですね。袋は、わける?』 春叶のお母さん『はい。わけて下さい。』 文子『何円ね』 文子『おまけどっちが良い?』 春叶『ラムネ』 春叶のお母さん『すみません。ありがとうございます。春叶、『ありがとう』って言って』 春叶『ありがとう』 文子『どういたしまして。偉いね。また来てね』と言って手をふった。 春叶も手をふった。 それから春叶は、お母さんとよく来るようになった。 お父さんも一緒に行く事もあった。 春叶は小学生になった。 まだお母さんと一緒に駄菓子屋に行っている。 春叶のお母さんは文子さんに 『春叶、小学1年生になったんですよ』と言った。 文子『子供の成長は早いですね。もう小学生か。春叶くん、ランドセルの色は、何色にしたの?』 春叶『黒だよ』 そんな話をした。 小学3年生になると春叶は友達と駄菓子屋さんに行くようになった。 文子『何年生になった?』 春叶『3年生』 文子『そうか、大きくなったね』 春叶『おばちゃん、いつも、その話するよね』 文子さん『そうだっけ。好きな教科は?』 春叶『図工かな』 文子『作るの、面白いよね』 そんな話をした。 いつものように、おばちゃんは、おまけのお菓子をくれる。 春叶は友達と喧嘩をした。 駄菓子屋を1人で来た。 文子『今日は1人?なんだか元気ないね。』 春叶『うん。友達と喧嘩した』 文子『おばちゃんが聞いてあげるから話してごらん』 春叶『あのね。友達とゲームしていて、そしたらね。その技、使うなって言われてさ、でも僕、その技、しないようにって思ったんだけど負けそうになって、その技、使って、友達が怒ってきたんだ。僕は技を使わないようにしてたから謝りたくない』 文子『そっか、ちょっと友達連れてきて』 春叶は友達を連れてきた。 文子『勇志(いさし)くんは、どうして春叶くんと喧嘩したの?』 勇志『ゲーム一緒にやってたけど負けたくなくて、その技、使うなって言って、負けてもしょうがないし強くなるように工夫すれば良かったのに春叶に我慢させちゃった。悪かったと思ってる。でも強く言っちゃったから謝りづらくなっちゃって』 文子『そうなんだ』 勇志『ごめんね。春叶』 春叶『いいよ。また遊ぼうね』 勇志『また遊ぼう』 2人は文子のお陰で仲直りが出来た。 春叶は小学校高学年になった。 春叶は勇志と女の子の友達も駄菓子屋さんに連れて来るようになった。 おばちゃんに勇志が話す。 勇志『おばちゃん、春叶、気になる子が居るらしいんだけど全然、積極的になれないんだよ』 文子『春叶は積極的じゃなくても良いんだよ。春叶には春叶の良さがある。きっとその子も解ってくれるはずだよ』と言った。 勇志『そうか』 文子『もちろん勇志にも良いところあるんだよ。おばちゃん知ってるんだから』 春叶は中学生になっていた。 春叶は初彼女を連れてきた。 春叶は嬉しそうだった。 文子も嬉しくなった。 文子は何も話さず。 空気のように居た。 お会計の時、春叶は言う。 『彼女が出来たんだ』 文子『良かったね。可愛い子で優しそうな子だ。素敵な子をつかまえたね。彼女さん、春叶は優しい所だけどダメな所もある。でも宜しくね』 文子は自分の息子を彼女に託した。 そんな気分だった。 春叶は駄菓子屋で1人で来た。 春叶『おばちゃん、彼女と喧嘩した』 文子『なんで喧嘩したの?』 春叶『彼女に『友達ばっかりと遊んで私とも遊んでよ』って言われてさ』 文子『そうか。難しいよね。春叶にとっては友達も恋人も大事だもんね。話し合ってお互いに譲ったり思いやったりするしかないんだよね。それで別れる事になったら、それは縁がなかったって思うしかないんだよ』 春叶は高校生になっていた 春叶は勇志と駄菓子屋に来た。 春叶『まだ将来何したいか決まってないんだよね』 文子『そうなんだ。まだ見つからなくても良いよ。勉強や人間関係、色んな事を勉強して将来の夢を考えれば良いんだから』 春叶は、ふと、駄菓子屋のおばちゃんが仕事をしている姿を思い出した。 春叶は駄菓子屋さんの仕事をしてみたくなった。 でも、ただ似たような事をそのままするのは嫌だった。 だから調べたんだ。 そしたら出てきた。 キッチンカーで駄菓子屋と なんだか面白そうでキッチンカーで駄菓子屋さんを売る仕事に就きたくなった。 だから、いっぱい調べた キッチンカーで駄菓子屋さんでやると    高校生を卒業して キッチンカーで駄菓子屋さんやろうとしたら おばちゃんは駄菓子の仕入れの場所を教えてくれた。 春叶には内緒で仕入れを安くして貰ったらしい。 春叶はキッチンカーで駄菓子屋を始める。 初めは お客さんが少なかった。 だんだんお客さんが増えていく。 祭りがあるとキッチンカーへ行ったり児童館や福祉施設にも行った。 お金は稼げれない。 だからバイトをしている。 結婚もした。 結婚式には、おばちゃんも出席した。 赤ちゃんも産まれて だんだん大きくなった。 佐藤文子さんが経営しているスマイルの駄菓子屋さんへ子供を連れていった。 文子さんは目に涙をためながら笑って喜んでくれた。 END
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