116人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
「フム…何じゃ?全部、村の傍?ん?ゴブリンに、コボルト…」
いつの間にか、シェリーから、紙束を、受け取り、見ていたセリスが言う
「えぇ、モンスター自体の脅威度は、低い。
でも数が多いのと、リーダーが確認されてる」
「確かに、数は100~150ともなれば、リーダーもおるな。
だがそれだけじゃな」
「な!何を、言ってるんですか!セリスさん!
それだけの数になると、人手が」
「儂、一人で、ゴブリン程度、200位は、殲滅できるぞ」
「「は?」」
カークマンと、シェリーは、意味が分からず、ぽかんとする
「あぁ、彼女には、俺がゴーレム武装を、渡したんです。だからーー」
「おい!!なんだ!?ゴーレム?!ロストアイテムだぞ!!」
「フェ?…おいセリス。お前、また俺を、騙したな!」
”フュ~ヒュゥーピー”あ‼鳴った!
「ゴラァ!しょうもない誤魔化し、するな!」
そうして、現在の俺達の武装や、戦闘能力をキャロが、話す
「やっぱりこいつ等、おかしい」
「…何と戦うんです?」
「いや、備えあれば、嬉しい?みたいな?」
「…ポーションは上級。それ以前に、貴方、治癒術使えますよね?」
「はい」
「…で、戦略級武装を、個人所持…あれですか、
ドラゴン、今から狩るんですか?」
「え?こんなんで、狩れます?キャロ、出来るの?」
「え?!ここで、私に聞くんですか?う~ん、多分、がんばればーー」
「ちっがぁう!今はそんな事、言ってる場合じゃなぁい!」
あ!シェリーが切れた
「…そ、そうだった、それで!出来るのか?」
カークマンが我に返って、聞いて来る
「大丈夫だと、思いますよ。」
「…よし、よぉし!それじゃぁーー」
「失礼します!」
「…おぉう、なんだ?」
「…西の、渓谷付近の斥候から、報告!トロルの発現を、確認した。
との事!」
「な!!トロルだぁ?!」
慌てる、カークマンの肩を、シェリーがツンツンする。
「な、どうし、あ!そうか、こいつらが居た」
「…ど、どうしましょう隊長?」
「んぁ?あぁ、コンクランを呼んでくれ。急いで話を纏める」
「は!了解しました」
コンクランが、部屋に来て、すぐに、討伐会議が始まる
「…こいつ等、ホントに何なんですか?ドラゴン狩れる装備って…」
「まぁ。もう、そう言う奴って事に、しておけ。
手綱は、辺境伯が、握ってくれる。と、思う」
「…え?自信ないんですか?」
「だって、セリス様が、居るパーティだぜ?話し聞いてくれると思う?」
「…そう、ですね、良く、解りました」
「何じゃ?!儂、納得いかんぞ!」
「まぁまぁ、良いじゃん。その鬱憤は、ゴブリン達にさ」
「おおう!良いのか?デストロ~イ!よっしゃぁぁぁ!」
「…いいんですか?」
「いざとなったら、セレス様が、何とかしてくれるっしょ」
「はぁぁ。先行き不安です…」
最初のコメントを投稿しよう!