第2章 旅とハーレム?の始まり

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「で?どう動きます?」  既に、ここは森の中。ミニマップは展開済みで、位置は把握している。 「ふむ。人払いは済んでおるんじゃろ?」 「えぇ。住人たちは、衛兵さんたちが」 「ならば、コイツの出番じゃな」  セリスは、展開したゴーレムに、視線を向け、にやける。 《はぁ~。この嬢は。まさに戦闘狂(バトルジャンキー)だな》 「ま、まぁ、そうですね。基本は、俺とキャロは、後方に回ります。 セリスさんは、攪乱、雑魚殲滅で、お願いしても?」 「うむ!殲滅は任せろ!掃除は頼んだ。」  苦笑しながら、キャロにも言う。 「じゃぁ、後片付け、一緒にお願いね」 「はい!奇麗にしましょう」  後方の、森の入り口には、カークマン以下、衛兵たちが、 村から、住人を移動させていた。 「はい!こちらの馬車には、年配と子供優先で!こら、走らない!」 「隊長、彼等だけで本当に、大丈夫なんでしょうか?」  衛兵の一人が、話しかけて来る 「心配ない。それに、冒険者ギルドも動いている。 斥候部隊が、村に先導しに行ってる 俺達は、住人の、安全確保と、移動を優先すればいい」 「は!了解しました」  心配なのは、やり過ぎの方なんだよ…  隊長は、痛む腹を抑えて、森を見詰める 「あ~~~はっはははははっは!!ほれほれ!そこ!」  あちこちに、展開する、拡散されたビーム砲により、 千切れ、舞い飛ぶ、肉片。 「ぎゃーはっはははっはっは!何じゃこれ!た~のすぅい~!」  狂ったように、堪えられずに、爆笑しながら、セリスは進む。 彼女の過ぎた道は、血と肉片と、異臭が立ち込め、凄い事になっている 「マジで、掃除じゃねぇか…」 清浄をかけて、周りを掃除しながら、歩いて行く。 「…怖い人って、ああいう意味だったんでしょうか?」 キャロは、マジ、ドン引きで、俺の腕にすがり付いて来る 《…いや、そうじゃないんだが、まぁ、昔は賊狩りで、有名でもあったな》  たまぁに、彼女が打ち漏らした、ゴブリンを狩りながら、進んでいくと。 「…あれ?どうしたんでしょう?終わったんでしょかね?」  セリスは、ゴーレムを自身の傍に寄せ、その場に佇んでいた。 「どうしたんですか?」 「…そこで、止まれ!結界を張れ!」 ”ガギャァァァァアア!”いきなりの咆哮と、同時に何かが飛んできた。 ”ドキャァァアン!” 「なんだぁ?!」結界に弾かれ、吹き飛ばされたのは、岩塊。 「一旦、下がるぞ!」  セリスの声に、皆下がる。 「マップに出ていなかったのか?」  すぐさまセリスが、聴いて来る 「あ、あぁ。気づかなかった。」  突然だった。唐突に、それは出現した 「…オーガロードとは、厄介じゃのぉ」  眼前に、身の丈、五メートル越えの巨躯。鬼の頂点、オーガロードが居た
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