第2章 旅とハーレム?の始まり

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 ”移動型魔導通信機”通称、”レシーバー”は、都合10台完成させた 翌日、衛兵隊、代官事務所に、使い方を含めて、4台渡した。 宿の方にも1台。皆、仰け反るほど吃驚したが、何とか、受け取ってもらった。 あくまでも、緊急用とは言ってあるが、宿にはそんな事、伝えていない。 「これが有れば、顔、何時でも見れるから、サラや、ちびっ子達も頑張ってな」 「「「「はい(ですぅ!)!」」」  こうして、着々と、街を出る準備は出来て行った。    エリクスの街までは、この街を出て、3つ目の都市になる。 直接距離では、およそ、2800キロ。日本の長さに匹敵する。 中継都市は、一番最初の街、カデクスになる。 まぁ、其処でも1000キロ先だが。 なので、衛星中継街に、寄りながら、車を乗り換え進む。  旅程は、20日。計7カ所中継して、エリクスに到着予定と決まった。  全ての、手配や挨拶もすませ、 いよいよ明日出発となった夜、宿には、沢山の人が集まって来た。 食堂内だけでは、収まりきらず、廊下や表の通りに、テーブルや椅子を置き、 ちびっ子ウェイトレスやウェイターが、走り回っていた。 「おお~い!サラ!こっちもエール!」 「は~いですぅ!」 「女将さぁん!こっちは料理が足りてないぞ!」 「はいよ~!暇な人は手伝っとくれよ~!」 「おおよ!任せろ!」  送別会の準備は、てんやわんやで進んでいく。 「ンンッ!本日はノート君達パーティの送別という事で、お集まり頂き、 ありがとうございます。不肖では有りますが私、カークマンが司会を務めます!」 ”おお!いいぞ~!””パチパチパチ!””早く進めろー”  ”あ!それ、俺のエール!” ”カンパーイ!” ”まだだよ!” ”はやくやれ~”    ビキビキ!! 「くぉおるぅあ!てんめぇえら!まだ、話しもしてねえだるおぉぉぉおが!」 ”ギャハハハ!” ”怒ったぁ!” ”カンパイだぁぁぁああ!” 「あぁぁぁぁああ?!まてこら!おい!」 「「「「「カンパーーーイ!」」」」 ”おおぉぉぉぉおお!” ”今夜は飲むぞぉぉぉお!”  カークマンは、茫然としたまま、コンクランに介抱されながら、椅子に座る 「まぁまぁ、隊長。ここは、抑えましょう」 「クソったれ…嫌だって言ったのに、無理やりやらされて、この仕打ち。 こうなったら、俺も飲むぞぉぉぉお!」 ”お?!隊長が、復活か?” ”おお!飲め飲め!” 「ングッ、ングッ、ングッ…ぷはぁぁぁあ!お替りぃ!」 ”おお!” ”いいぞ~” 「あ~あ。隊長、嵌められたな」 「彼は、まだ若いからな」 「まぁ、ストレスは軽減されるんじゃない?明日は辛いだろうけど」 「シェリーさん!そのツン、いいっす!」 「ノートさん!私も居ますよ!」 「あ!そこを、押し付けるのは!」 「ノート兄ぃ…皆いるんだよ」 「はぅあ!ちびっ子隊!何時の間に!?」 「…コイツは、ホントぶれずにエロバカじゃな」 「な、何をぅ!」 「ノートしゃん!喧嘩はダメですぅ!」 「…はぁい」 「「「「あハハハハハ!」」」」 そんな感じで夜が更けるまで、宴会は続いた
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