変わった二人の関係

3/4
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
いつもと違う表情にドキドキした。 私は恥ずかしくなって、ぱっと顔を逸らす。 だけど、 「だめ、ちゃんとこっち見て」 グイッと高宮くんの方を向かせられる。 急に男らしい面を見せてくるものだから、さっきから胸がきゅーっとなる。 私は真っ赤な顔を晒しながら、彼をまっすぐ見つめて言った。 「高宮くんが好き…大好きです」 すると、高宮くんが嬉しそうに笑って、さらにぎゅっと抱きしめてきた。 「先輩、可愛すぎます!俺、今めちゃくちゃ幸せ!!」 「私もだよ」 高宮くんはゆっくり腕の力を緩めると、私に言った。 「…花咲先輩、俺と付き合ってください」 「…はい」 こうして、私に初めての彼氏ができた。 そして、
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!