猫だらけの世界

4/9
前へ
/9ページ
次へ
「おおー!」 街には二足歩行している猫が沢山いた。 人間は一人もいない。 ヘッドホンしながら歩いている猫、店には猫の店員、道路には車を運転している猫、バイクに乗って配達している郵便猫、猫のお巡りさん、色んな猫がいる。 面白い光景だが、猫なのに言葉を喋っていることに違和感が出てきた。 人間の声も猫にしたら面白いかもしれない。 急いで研究所に戻って薬を作ろう。 いや、まずは博士に報告したほうがいいだろうか? なにか助言が貰えるかもしれない。 でも、閃いたことは全てやっておかないと僕が納得いかない。 中途半端なのは嫌だ。 でも、博士にやりすぎるなと言われたし…うーん…。 どうするか考えながら研究所に戻ったが、気持ちを抑えられず、僕は薬を作り始めた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加