警察犬訓練士

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警察犬訓練士

高校2年生、16歳、名前は鈴木蝶羽(あげは)。 私の両親は動物が好き。 特に犬が好きで だから蝶羽が3歳の時に犬がきた。 犬種はチワワで名前は桜、 桜の名前の由来は、 桜を見るとみんな心が穏やかになる。 夜桜を見ると、 凄い輝いて見えて 頑張ろうって思える そんな存在の犬になってねという気持ちを込めてつけた名前だ。 メス、現在13歳。 蝶羽の名前の由来は 蝶のように羽ばたいて欲しいと思い御両親がつけてくれた名前だ。 蝶羽は桜と、ともに育った。 桜は保健所から引き取った犬だった。 保健所に行って桜に初めて会った時は、凄く怯えていた。 桜は、まだ3ヶ月だった。 蝶羽『この犬がいい』と言った。 両親は保健所に居る犬を家に迎えいれようと考えていたため、すぐに 『この犬を家で飼おう』と言った。 しかし、すぐに飼えるものではなかった。 まず、講習会を受講した。 次に申し込みを申請をした。 その後、マッチング・面談といって引き取りたい側と犬との相性の確認や、自治体の職員との面談が行われます。 蝶羽の家にも面談のため 自治体の職員が家に来ました。 職員『おはようございます。宜しくお願い致します』 蝶羽の御両親『おはようございます。宜しくお願い致します。』 職員『保健所から犬を引き取って下さるとおっしゃっていたので質問をしますが、よろしいですか?』 蝶羽の父親『はい。大丈夫です。宜しくお願い致します。』 職員『どのような家族構成でしょうか?』 蝶羽の父親『30代夫婦と4歳の子供が居ます』 職員『職業は何でしょうか?』 蝶羽の父親『会社員です』 職員『収入は、どうですか?』 蝶羽の父親『○です。』 職員『住所は何ですか?』 蝶羽の父親『○です。』 職員『転居の有無は、どうですか?』 蝶羽の父親『転居は、しません』 職員『旅行や入院時の対策は、どうお考えですか?』 蝶羽の父親『旅行をする時や入院時は親戚の方や友人に助けて貰うかペットホテルなどを検討してます。』 職員『緊急時の後見人は、いらっしゃいますか?』 蝶羽の父親『緊急時の後見人は親戚の○さんです。』 職員『身分証明書、名刺、写真撮影をお願いします。』 職員『ありがとうございます。』 職員『飼育する際、屋内か屋外どちらで飼育しますか?』 蝶羽の父『屋内です』 職員『散歩の回数は、どうしますか?』 蝶羽の父親『できるだけ毎日1回します。』 職員『留守番の時間は何時間ですか?』 蝶羽の父親『奥さんが買い物で1週間に1回1時間ぐらいは、あります』 職員『段差か階段は、ありますか?』 蝶羽の父親『段差は、あります。階段もありますがゲードをつけてます』 職員『脱走防止柵は、ありますか?』 蝶羽の父親『あります』 職員『不妊去勢手術をして頂きたいのですが』 蝶羽の父親『不妊去勢手術は、します。』 職員『マイクロチップ装着もして頂きたいです』 蝶羽の父親『準備をしておきます』 職員『亡くなるまで、ずっと飼育可能ですか?』 蝶羽の父親『はい。』 引き取りたい犬が決まったので、譲渡申し込み・誓約書を提出した。 3000円を渡し、ようやく犬を引き取ったのだ。 家に来てから桜は、犬のゲージを開けていても出てこない。 むしろ犬のゲージの隅っこにずっといてなかなか動き出さなかった。 それでも蝶羽は、毎日、水をかえ、犬用食器にドックフードをおく。 桜が食べたり飲むのは、家族が見てない時だった。 だから、家族は、見ないようにして桜が御飯を食べたり水を飲んだり出来るように気をつかっている。 蝶羽は、毎日、桜に 『おはよう。行ってくるよ』と声をかける 蝶羽は家に帰ると桜に 『ただいま。』と言って今日の出来事を話す そんな事をしてたら 桜は蝶羽の前で御飯を食べたり水を飲んだりするようになった。 数日経って 蝶羽が家に帰った時に蝶羽の手にドックフードを乗せ桜の近くに持っていくと食べてくれた。 時が経って ある日 蝶羽が居る時に 桜は、おそるおそる、右と左をきょろきょろ見つつ、外に出た。 1階をくまなく歩いた。 場所を確認するかのように。 蝶羽は休みの日に桜を連れて散歩に行くことにした。 休みの日 桜を散歩に連れていこうとしたら桜は、すんなり首輪をつけてくれて行くことが出来た。 外に出ると怯えてる様子だった。  蝶羽『大丈夫だよ。私が居るから、何かあったら私が守るから』 桜は、その言葉を聞くと安心したみたいだった。 それから蝶羽は家に帰ると毎日、散歩に行くようになった。 桜は蝶羽が帰ってくると『ワンワン』と吠えるようになった。 蝶羽は帰ってくるとき話をしていなくても、歩きでも自転車でも車でも帰ってくる方法が違っても蝶羽が帰ってくる時だけ、なぜだか鳴いてうったえた。 犬も連れていけれる海やキャンプなどに桜を連れて行ったりした。 そんな事をしているうちに蝶羽にとって桜は姉妹のような友達のような存在になっていった。 ボールやおいかけっこなどして蝶羽と桜は遊ぶこともあった。 蝶羽が友達と喧嘩したり悩みがあって元気なさそうにしていると桜は、そっと蝶羽の傍に寄り添ってくれる。 まるで蝶羽を励ますように。 蝶羽が体調の悪い時も桜は心配そうな顔をして蝶羽に寄り添うのだ。 桜が体調悪い時も蝶羽は寄り添った。 持ちつ持たれつの関係だった。 蝶羽は桜と一緒にいるうちに動物と関わる仕事がしたくなった。 犬が好きなので犬と関わる仕事が良かった。 桜と出会ったのが保健所で 保健所から動物を引き取る団体は居る。 他に保健所から保護されて警察犬になることがある。 なら自分が警察犬の訓練士になって 1匹でも多く保健所から警察犬になる犬を育てたいと蝶羽は思った。 警察犬の訓練士になるために専門の大学に行くことにした。 行きたい大学が高校2年生向けのAO入学説明会や体験授業をやっていたので行った。 色々とメモをした。 犬のお仕事体験もあり、とても楽しかった。 AO入試に向けて蝶羽は対策を考えていた。 自分をよく分析した。 将来何がやりたいのか、そのために大学で何を学びたいのか明確にした。 自分の興味分野や取り組んできた経験や辛かった経験をまとめて自分だけの将来像を描いた。 自分を伝えるための3要素を見つけ出そうとした。 自分が将来実現したいことは、現状の社会にどのような問題があるのかをまずは書籍や検索などを駆使して調べてた。 蝶羽の特技と資格があるかを考えてみた。 勉強も頑張った。 蝶羽は高校3年生になり AO入試が始まった。 高校の時の成績や小論文、面接などで合否が決まる。 小論文はテーマに対して 自分の意見や主張。根拠や理由を示し、論理的、客観的に伝えることが求められる。基本的には使用しない、(多少の比喩表現などであればOK)。序論・本論・結論で構成する。「だ・である」が基本。 蝶羽は小論文が上手く書けたと納得していた。 面接があった。 面接に行く前に蝶羽は緊張で何回もトイレに行きたくなった。 グループ面接が始まった。 前の人の回答が素晴らしくて自分の回答が劣って感じた。 回答が重複したものもあった。 正直、自信がない。 質問に対する答えは間違ってないと思う。 でも前の人の回答が良かったから自分の回答が劣って見えて合格を貰って大学に入れるだろうか。 蝶羽が元気がなさそうにしていると同じ受験生の男子が話しかけた。 『大丈夫だよ。きっと。またここで会おうよ』 と言って四つ葉のクローバーをくれた。 その男の子のお蔭でなんだかポジティブに考えられていた。 頭の中で歌が浮かんだ。 秦基博の『ひまわりの約束』 男の子との出来事を思い出すと思いやりの気持ちがどこか この歌詞に繋がるのではと勝手に蝶羽は思った。 私もこんな素敵な人になりたいって思った。 結果発表の日 パソコンで結果発表を確認するのだが 蝶羽は怖くてマウスを動かす事が出来ない。 母に頼んでマウスを動かして貰った。 母も手が震えていた。 結果は合格だった。 みんなでお祝いにと外食しに行った。 ステーキを食べに行く。 美味しかった。 人生で一番、美味しかったかもしれない。 御飯を食べる時、気分が良い時に食べるとより美味しく感じると聞いたことがある。 きっと蝶羽も合格して嬉しかったから、いつもの御飯より、より一層、美味しく感じたんだろう。 蝶羽は母親に 『大学の入学式の前にオリエンテーションってのがあるけど行った方が良いかな?』 蝶羽の母親『行った方が良いよ。蝶羽のいとこが大学に行ってオリエンテーションに行って大学の説明やクラス分けやテストや健康診断などが行われるし、そこで友達が出来たりするよ』と言った。 蝶羽は大学のオリエンテーションに行くことにした。 入学式の前にオリエンテーションがあった。 服装は普段着。 この機会に友達を作ったりするらしい。 蝶羽は意気込んだ。 数日から1週間くらいの間、全学部共通・学部ごとのガイダンスやクラスごとのガイダンス、各種ワークショップなどが開かれ、新入生はこうした多様な行事に参加することとなっていた。 履修登録の説明やクラス分けに必要なテスト、健康診断など大学生活に欠かせない行事が多数行われていて重要な資料が配られた。 広い教室や大きなホールに多くの新入生が集められ、大学生活についての説明を受け、キャンパスライフについて、施設の利用について、情報倫理について、研究倫理についてなど、大学生として最低限知っておくべき事柄の話があった。 必要書類の提出や受取、履修要項や時間割りなど、大学で授業を受けるためには欠かせない重要な資料が配られ、さらに、学籍番号やクラス分けもあった。学生証が交付された。 どのように履修登録をするのか、そのクラス・専攻でどんなことを研究しているのかなどについて説明があった。 受験の時にあった優しい男の子を見かけたが声をかけなかった。 隣に居る女性は蝶羽と同じ学部で勉強するみたいだった。 蝶羽は思いきって声をかける。 『私○科なんですが、どこの科ですか?』 女性『一緒です。○科です。学校で2年間だけ勉強するだけなんですよね』 蝶羽『そうなんですよね。警察犬訓練士になりたくて、この大学に入ったんですよ』 女性『私もです。』 蝶羽『どこに住んでみえるんですか?』 女性『○です。』 蝶羽『近いですね。私は○に住んでるんです。』 女性『名前は何ですか?』 蝶羽『あげはです。』 女性『素敵な名前ですね。私は、ひな(雛)と言います。』 蝶羽『住んでる場所、近いですね。○中学校に行ってたんですが、雛ちゃんは、どこに通ってましたか?』 雛『同じ中学校に通ってました。共通点多いですね』 蝶羽『そうですね。LINE交換しませんか?』 雛『良いですよ。しましょう』 LINEを交換した。 蝶羽は家に戻ると 蝶羽は家族に話す。 『オリエンテーションで友達が出来たよ。その子ね。共通点がいっぱいあるんだよ。お母さんが言ってた通り大学で色々あったから家に帰るの遅かったでしょう。』 家族は 『友達が出来て良かったね。大変だね。これから頑張って勉強するんだよ』 蝶羽『うん。』 入学式。 快晴。 オリエンテーションで仲良くなった雛が居るから安心していた。 理事長の話などを聞いた。 新入生代表の挨拶であの男の子が代表として話した。 名前は京極翼(きょうごくつばさ)だった。 京極は成績優秀だった。 そつなく新入生代表の挨拶を話している。 蝶羽は京極の事を凄いと思った。 入学式が終わって雛と写真を撮った。 なぜか京極君が映りこんでいた。 写真が出来てから その事を知ることになった。 蝶羽は家族に 『新入生歓迎会合宿があるんだ』 家族 『いいな~。連れてって~』 蝶羽 『いや。無理だろう。また家族で出掛ければ良いじゃん』 家族 『そうだね』 新入生歓迎会合宿があった。 バーベキュープラン付きホテルに泊まる予定です。 バーベキューはホテルの方が野菜や肉を切ってくれていて魚介類もあった。 肉を焼いていると米がきて 玉ねぎ、人参、カボチャを焼いて、鯛や鮑やサザエやえびも焼いて、最後に焼きそばを作ってみんなで食べた。 みんなは美味しいそうに食べている。 蝶羽は雛の隣に座っている。 たわいのない話をする。 蝶羽『肉と魚介類どっちが好き?』 雛『魚介類』 蝶羽『私も~。私達って気が合うよね』 温泉に入ったり 夜はバイキングでローストビーフやカニや牛フィレ肉のパイ包み焼きや伝説のビーフカレーにケーキにジェラートと色々あった。 みんな、いっぱい食べるので調理場は大変だった。 みんな美味しい物を食べて大満足だった。 京極の事が好きな女性が居た。 その女性は綺麗だった。 その女性は京極と他の生徒も一緒にどこかに出かける予定をたてていたようだった。 カラオケ大会があった。 カラオケ大会があるのはみんな知っていたので躍りや歌を練習して作った衣装を着て歌ったりした。 モノマネしてる人も居た。 その時はジュースを飲んでる人やお酒を飲んでる人がいた。 酔っぱらいの男性の先輩が蝶羽の隣に座った。 『可愛いね。今度、デートしない?』 蝶羽『それは、ちょっと。』 京極『先輩、僕とデートして下さいよ』と言って 先輩を違う席に連れていく。 蝶羽は頭をさげた。 京極は蝶羽を守ろうとしてくれたかのように思えた。 ビンゴ大会もあった。 蝶羽は、すぐビンゴになり水族館のペアチケットを貰った。 雛は、なかなかビンゴにならなかった。 みんなで望遠鏡を覗いて空をみた。 夜空は綺麗で星がいっぱいあってキラキラと輝いていた。 蝶羽は京極の事を見ていた。 雛『実はさ、京極と知り合いなんだ』 蝶羽『どこで知り合ったの?』 雛『塾で知り合ったんだ。頭良くてフレンドリーで私が解けない問題があって、頭抱えてたら声をかけてくれて嬉しかったんだ。そのうちに好きになっちゃってさ』 蝶羽『えっ?今でも好きなの?』 雛『今は好きじゃないよ。今は私、違う人が好きだし、私が好きな時は京極には付き合ってる人が居たし、京極は辛い思いしてるから、もう一生、人を好きになれないと思う。』 蝶羽『なんで?』 雛『京極がAO入試を受けてる時に付き合ってた方が交通事故にあって亡くなった。でも京極はAO入試を受験してるから言うなって彼女が最後の力をふりしぼって言ったらしい。だから、AO入試の後に知ったんだ。』 蝶羽『そうなんだ』 みんなは、それぞれの部屋に行った。 蝶羽と雛は同じ部屋だった。 雛『最近、京極が蝶羽の事を気にしてる気がする』 蝶羽『本当?』 2人は話をしていくうちに寝ていた。 家に帰って 次の日に 桜と蝶羽は散歩に出かける。 桜は嬉しそうだった。 蝶羽と雛が遊んでいると 京極を見かけた。 京極は京極の事が好きな女性と他の生徒と一緒に遊びに行ってるようだった。 蝶羽は勇気をだして京極に言った。 蝶羽『ビンゴで当たった水族館チケットで一緒に水族館行きませんか?』 京極『うん。行こう。』 2人は水族館に行った。 シャチやアザラシやイルカなどをみた。 ショーもみていたらドルフィントレーナーに呼ばれた。 『1番目に座ってるカップル。前に来てください。』 2人はカップルじゃないけどと思っていた。 蝶羽は恥ずかしいやら嬉しい気持ちだった。 学校で蝶羽は京極を見かける でもその傍らには京極の事が好きな女性が居た 京極の事が好きな女性『一緒に2人で出掛けない』 京極『それは』 京極の事が好きな女性『なんでよ。なんで鈴木さんとは2人で出掛けて私とは出掛けてくれないの?』 京極『それは、なんとなく』 京極の事が好きな女性『なんとなくってなんなのよ』 蝶羽は京極と京極の事が好きな女性の前に出る 蝶羽『京極くん、そういえば、その日、私と他の生徒と出掛けるんじゃなかった』 京極『そうだった。ごめん。』 京極の事が好きな女性は立ち去って行った。 京極『ありがとう。蝶羽ちゃん』 蝶羽『いえ。』 学校ではドッグトレーナーになるため 担当犬でトレーニングを本格的に習得している。 多くの犬をトレーニングして技術がよりアップする。 犬の種類は小型犬から大型犬まで幅広く、家庭犬の基本的なお手入れ方法を実践的に学んだ。 犬のライフステージに合わせた栄養学や食事管理について実践的に学んだり トレーニングを行う上で必要な犬種の特徴、行動習性を学んだ。 愛犬をお預かりして演習(犬が人と暮らすために必要なしつけを学内飼育犬やお客様の犬と実践的に学べたりする)を行ったりした。 飼い主さんとのコミュニケーション方法も実践で学べるからだ。 講師陣より最先端のトレーニングを学んで警察犬、補助犬などの分野で活躍する先生が担当し自分の将来の目標に合わせてより深く学んだ。 ペットイベントを通して企画力・提案力を養い、様々な企業様と一緒にプロジェクト(イベント)を行い、プロと一緒に仕事をすることで、現場で必要とされる即戦力を身につけた。 ドッグトレーナーは警察犬、盲導犬、空港での検疫犬、災害時に活躍する災害救助犬を育てる訓練所、家庭犬のトレーニングをするお仕事です。 ドッグトレーナーになるには犬が好きな人で根気のある人、感情的にならない人であることです。 犬猫に関する法律だけでなく小動物などさまざまな動物の知識を学んだ。 インストラクターの仕事である飼い主様とのやり取りを学び、ドッグイベントで実践します。また、動物の殺処分や犬と人の関係の変化などを詳しく学んだ。 動物の健康管理犬や猫などの動物を健康に飼育するための飼育管理方法や、病気の予防法を学んだ。 学園祭 動物に関わる大学なので 動物のショーや動物のトリミングや動物のかかりやすい病気について発表したりした。 出店も自分達で作ったりして賑わいをみせた。 蝶羽は京極を見かける。 雛は蝶羽が全然、踏み出そうとしないので言う 雛『蝶羽、京極に『一緒に2人でまわろう』って声をかけたら』 蝶羽『うん。』 蝶羽は京極に声をかけた。 蝶羽『2人で一緒に出店などを見に行かない?』 京極『いいよ』 2人は出店で焼きそばやリンゴアメを食べたり お化け屋敷にも入った。 蝶羽は怖くて京極にひっついた。 外に出ると慌てて離れた。 家に帰ると母親が 『学園祭楽しそうだったね』 母親は、含み笑いをした。 蝶羽と京極が一緒に居るところを見られたのだろうか? それとも母親の感で蝶羽が良いことあったように思えて? それがもしかして恋愛系?って母親は、思ってるのだろうか? 海外実学研修があった。 1日目 コアラやカンガルーと触れ合ったり、犬に関わる専攻としてオーストラリア周辺に生息する野犬の一種について学んで 2日目 TVや映画に出演する動物達をトレーニングする施設と、動物保護施設を見学。日本との違い、オーストラリアの考え方を学んだ。 3日目 先生による研修と訪問や神業ドッグトレーナーによるデモンストレーションと、ハイドロセラピーを見学した。 4日目 研修、基礎・応用トレーニングの他に、子犬のトレーニングやアジリティ、ドッグダンスなどを実践しながら学んだ。 5日目 見学、サロン。デイケアでは、小型犬から大型犬まで様々な犬を預かり、運動やトレーニングを担当、併設のトリミングサロンでは本格的なお手入れを行った。 蝶羽は、だんだんホームシックになっていた。 雛は京極に蝶羽がホームシックになっている事を相談した。 すぐに京極は蝶羽のもとにいく。 ホテルに御願いして京極は自分で味噌汁と卵焼きやおにぎりを作って蝶羽に渡した。 蝶羽は泣いて喜んだ。 雛から蝶羽の母親に連絡があった。 『蝶羽がホームシックになっている』と 蝶羽の母親は、いてもたってもいられなくて、蝶羽に何回も連絡をする。 蝶羽は、やっと連絡がつき。 蝶羽の母親は焦りながら蝶羽に話した。 『雛ちゃんから蝶羽がホームシックになっているって聞いたよ。大丈夫なの?無理しないで大丈夫よ。帰ってきたかったら先生に行って家に帰ってらっしゃい』 蝶羽『心配かけて、ごめんね。でも大丈夫。同級生の子が味噌汁と卵焼きとおにぎりを作ってくれて美味しくて嬉しくて、ホームシックだったのがどこかに消えてしまった感じがしたの』 蝶羽の母親『良かったわね。素敵な友達に恵まれて、雛ちゃんと味噌汁作ってくれた友達に、心配かけた事を謝って、お礼を言うのよ。わかった。』 蝶羽『わかった』 蝶羽は雛と京極に心配かけたことを謝りお礼を言った。 2人は『気にしないでお互い様だよ。今度、私達に何かあったらよろしくね』と言った。 6日目 自由行動。 イルカショーの見学やショッピングなどを京極が蝶羽に誘った。 イルカショーを2人は真剣に見て ショッピングは、お揃いの物を買った。 京極『大丈夫?』 蝶羽『大丈夫だよ。ありがとう。京極が御飯作ってくれて元気出たわ』 桜の調子が悪くなった。 御飯を食べたがらない。 散歩にも行きたがらない。 動くのも嫌みたいだった。 心配で病院に連れて行った。 そしたらガンになっていた。 足を切断しないと生きていられない状態だった。 悲しいけど手術をした。 無事成功したけど後ろ足がなくなって歩きにくそうだった。 犬用の車椅子を買った。 蝶羽は桜のリハビリにつきあった。 桜は徐々に犬用の車椅子になれていき。 歩けるどころか走れるようになった。 雛『私、好きな人が居るんだけど、どういう場所にデートに誘えば良いと思う?』 蝶羽『うーん。相手の好きな物を教えて貰って、それに合わせてデートするのは、どう?』 雛『良いかもね』 蝶羽と雛はデートに着ていく服や流行ってる服を買いに行ったりプリクラを撮ったり 美容情報を交換したりした。 雛は好きな人と3回デートをした。 そして家に誘われて一線を超える。 雛は蝶羽にその事を包み隠さずに話していた。 雛の好きな人からLINEで雛のLINEにメッセージが入る。 『○ちゃん、今って暇?』 えっ?私、○ちゃんじゃないけどと思ってほかっておく 『○ちゃん、忙しいの?』と雛の好きな人がLINEで送ってくる 『○ちゃん、家に来てよ』と雛の好きな人から雛にLINEがくる。 雛は『場所どこ?』とLINEを送った。 『ごめん。間違えた。姉貴だよ。調子悪くてさ』と雛の好きな人からLINEがくる。 資格を取らないといけなかった。 愛玩動物飼養管理士の資格 愛玩動物飼養管理士とは、「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づき、愛玩動物(ペット)の愛護及び適正飼養管理の普及啓発活動などを行うために必要な知識・技能を、公益社団法人日本愛玩動物協会の通信教育によって体系的に修め、所定の試験に合格し、協会より認定登録された者をいいます。 動物の習性や適正な飼養管理の知識の不足から、ペットを飼いきれなくなったり、近隣とのトラブルを起こしてしまったりする事例はあとを絶ちません。 このような状況にかんがみ、本協会では動物関係法令や人と動物の関係学、動物の疾病予防、管理士の社会活動、各種動物の飼養管理、犬猫のしつけ等の知識を体系的に習得・普及する指導員を養成するため、「愛玩動物飼養管理士」認定制度を設置している。 蝶羽が勉強しても全然、頭に入ってこなくて困っていると。 京極が来て 京極『どうしたんだよ?』とたずねてきた。 蝶羽『勉強しても全然、頭に入らなくて』と言ったら 京極『一緒に勉強しよう。僕もその資格、欲しかったんだよ。』と言って勉強を教えてくれたんだ。 愛玩動物飼養管理士試験概要 1級 教育期間 約6カ月 受講資格 2級愛玩動物飼養管理士の資格を有する者(認定登録された者) 申込書受付期間も春の申し込みと夏の申し込みがあった。 受講受験料と認定登録料は、ともに数万した。 2級 教育期間 約6カ月 受講資格 満15歳以上の者(該当年度の4月1日時点) 申込書受付期間 春の申し込みと夏の申し込みがあり 受講受験料は数万 認定登録料1万を切るぐらいだった。 JKC訓練凖士補 受験資格があるのは、JKCが公認するトリマー養成機関で2年間の所定の課程を修了した者で資格のレベルが上がっていくにつれ、経験と訓練実績の条件が高くなる。 資格試験の内容は、訓練士補は学科試験と訓練実技試験、訓練準士補と訓練練士以上は筆記試験。 JKC訓練凖士補も受けた。 蝶羽も京極も雛も必死に勉強して見事、資格を取得できた。 桜の病気はガンで手術でガンを摘出したが、また転移していて手術が出来ない状態だった。 桜は、だんだん食事が出来なくなり、病院に入院する事になり管で栄養をとってる状態だった。 家族が居ないときは横になっていたけど家族がお見舞いにくると桜は立ち上がる。 桜は辛いのに家族に会えると嬉しくて辛さより嬉しさが勝つのか桜は家族に会うと立ち上がった。 だんだん衰弱していき 家族が来ても立ち上がらなくなった。 家族の声を聞くと最後に桜は力をふりしぼって立って『ワン』と一声、鳴いて、横になり、目を閉じて体が冷たくなっていった。 桜は家族に見守られながら亡くなってしまった。 桜は家族にお礼を言って亡くなったんだろう。 蝶羽にとってとても大切な犬だった。 それを聞いて京極も雛も寄り添ってくれた。 蝶羽の御両親も桜が亡くなってショックで泣いていた。 蝶羽も蝶羽の御両親も桜を思い出しては泣いていた。 トレーニングしている犬が蝶羽を慰めるかのようにひっついたりした。 雛は雛の好きな人と居酒屋に行く。 雛の好きな人はお酒を飲んで酔っ払って寝てしまった。 起こそうとすると抱きつかれて 雛の好きな人『○ちゃん大好き』とキスをする。 雛は思い出す。 前にLINEで間違えられた人の名前だ。 雛は雛の好きな人に問いただす。 『その名前、LINEで間違えられた時の名前と同じじゃない?』 雛の好きな人は、とぼける。 『そうだっけ?』 雛『そうだよ。しかも好きって言ってキスした。本当にお姉さんなの?』 雛の好きな人 『違うよ。○ちゃんは俺の彼女。あんたは簡単に落とせそうだったから、遊びってことだよ』 雛は雛の好きな人にビンタした。 雛は蝶羽に話した。 そしたら蝶羽は 『それは雛ちゃんの好きな人、最低だね。私の大事な雛ちゃんを傷つけるなんて。きっと雛ちゃんには良い人が見つかるよ』 雛『蝶羽は良いよ。京極が居て、私は良い人、見つかるわけないよ』 と喧嘩をしてしまった。 それから暫く蝶羽と雛は会うことや連絡する事がなくなった。 民間の警察犬訓練所に入所しようと思い。 面接を受ける蝶羽 面接の場所に京極も居た。 お互い頑張ろうと励まし合う。 2人とも訓練所で働きたい気持ちを精一杯、面接官にぶつけた。 見事、採用され 訓練所で見習いとして働く事になった。 雛は違う訓練所に行った。 訓練所とは 民間の 犬の訓練施設で働くことで警察犬を扱うパターンです。 訓練所では警察犬以外にも家庭犬のしつけや訓練、ドッグスポーツなど犬全般のトレーニングに関わります。訓練所によっては10頭~100頭いるところもあり、飼い主様の犬の訓練も含め、様々な犬種、性質の犬を扱います。 見習い訓練士は対象年齢 18才から24才 見習い期間 5年間 仕事内容 犬の訓練・しつけ、犬の世話・手入れ 犬の運動、犬舎の掃除、排便・給餌、留守番 その他雑用だった。 年間休日 50日前後で週1日 夏季・冬季休み  給料 見習い訓練士は、住込みとなるのでお小遣い制。 入所年数により金額がかわっていき 待遇 3食提供、居住提供 タバコを吸ってはいけない 取得可能な資格 (見習い修了時) ジャパンケネルクラブ(JKC)公認訓練士 資格 日本警察犬協会公認訓練士(PD) 資格 を取得できる。 住み込みで働かなくてはいけなかった。 入所時に30万円必要で5年後の退所された方なは30万円貰えた。 教えて下さる方が厳しかった。 蝶羽は元気がなくなってきた。 京極は蝶羽が叱られた所が良くなっていくように 一緒に練習に何回もつきあってくれた。 指導の厳しさや犬が言うことを聞かなかったりして悩んだりしたらお互いに励まし合った。 蝶羽の事が好きな先輩が居た。 先輩は、よく蝶羽に話しかけた。 京極は、わってはいって 蝶羽の話をする。 京極『そういえば蝶羽ちゃんって犬飼ってたよね』とか いかにも僕の方が先輩より蝶羽の事をしってますよといわんばかりだった。 京極は嫉妬してるようだった。 休みの日は蝶羽と京極でデートした。 某有名な大きなテーマパーク。 ジェットコースターや機関車や船やティーカップやメリーゴーランドにも乗った。 待ち時間が長くても2人はお話をして待ち時間も気にならなかった。 ショーやパレードなどもみて美味しい御飯も食べた。 2人は自然と笑顔になった。 その時に蝶羽は京極に雛との事を相談する。 すると京極は 『蝶羽ちゃんの励ましたいという気持ちで『きっと良い人が居るよ』と言ったんだね。でも、雛にとっては、その時は、ショックで蝶羽ちゃんに当たってしまったかもしれないね。蝶羽ちゃんは雛ちゃんと、これからどうしていきたいの?』   その言葉を聞いた蝶羽は京極に謝り 水族館から出ていった。 蝶羽は雛に電話をかける 『今から会えない?』 雛『良いけど』 2人は2人の家の真ん中にある喫茶店に行った。 蝶羽と雛はお互いに謝った。 雛『あの時、感情的になって当たってしまった。ごめんね』 蝶羽『もっと雛の気持ちに寄り添ってあげれば良かった。ごめんね』と 2人は仲直りをした。 数日経って、 蝶羽は雛は、いつものように遊んだ。 カフェ巡りをした。 カフェに行くと 雛『京極と一緒の訓練所になったんでしょ』 蝶羽『うん』 雛『京極とは、どう?』 蝶羽『仲良いよ。デートもしたし、でも付き合ってはないけどね』 雛『付き合ってないんだ。蝶羽ちゃんと京極が一緒に居る時、凄い良い雰囲気なのに、京極、蝶羽ちゃんには、みんなと違う感情を持ってるんじゃないかと思うんだけど』 蝶羽は蝶羽と京極の訓練所の先輩が蝶羽に言う 先輩『蝶羽ちゃん2人で出掛けない?』 京極『蝶羽、ちょっと用事がある』と言って蝶羽の手を引っ張る。 先輩から離れると 蝶羽『何してるの?』 京極『蝶羽は先輩が好きなのか?』 蝶羽『そんな訳ないでしょう』 蝶羽は雛にその話をする。 雛は京極に言う。 『京極くんは蝶羽の事が好きなの?』 京極『好きだよ』 雛『だったら、なんで告白しないの?』 京極『仕事が決まって仕事が順調よく行くまでは誰とも付き合いたくないんだよ』 雛『蝶羽が誰かに取られても私は、しらないから。私は蝶羽が幸せになることだけを願ってるから』 公認訓練士の資格 犬に関する様々な協会があり、各協会で発行している民間の資格です。大抵実技試験と筆記験の両方に合格して取得することができます。 試験は警察犬の訓練というより家庭犬の訓練の課目がメイン。多様な犬種にも適応できる基本の訓練をしっかり身に着ける必要があります。 公認訓練士の資格は京極も蝶羽も雛も合格した。 見習い訓練士として4年目たった。 嘱託警察犬指導手の受験資格あり 警察犬指導手の資格を受けた。 警察犬指導手 各都道府県警察が1年に1回実施する警察犬の審査会で、実技試験を受けます。 合格すると犬は「嘱託警察犬」として、ハンドラーは「警察犬指導手」として1年間、受験をした自治体から嘱託されます。 ただし、1年更新なので毎年試験に合格しなければなりません。 合格したので見習い中だけど京極は嘱託警察犬指導手として活躍した。 だけど蝶羽は不合格。 蝶羽は泣いた。 京極は、どうして良いか解らなかった。 蝶羽は休みを貰った 蝶羽は雛と旅行に行った。 北海道に行った。 青い池や美しい花畑を見て 2人は癒された。 写真を撮って蝶羽は京極にLINEに送った。 白い道も行って美味しい海鮮丼やラーメンを食べた。 温泉も入った。 落ち込んだ気持ちがなくなっていく。 雛『私、好きな歌があるんだけど聴いて良い?』 蝶羽『好きな歌って?』 雛『ドリカムの『何度でも』』 蝶羽『私も好き。励まされるよね』 2人は、その歌を聴いた。 蝶羽は、もう一度、資格を取るために試験を受けようと思った。 雛と京極の訓練所の先輩にも声をかけられる。 先輩『雛ちゃん、大丈夫?』と言って 雛の好きなレモンティーとカラムーチョとチョコレートを渡す。 蝶羽は雛と京極と一緒に勉強する 試験の日がきた。 勉強した所が全部でた。 すらすら問題を解くことができた。 試験の結果の日がきた。 蝶羽と雛は合格した。 蝶羽と雛と京極で高いステーキの外食店で祝った。 ケーキも注文して食べた。 京極はお酒を飲んだ。 京極は寝た。 京極は寝言で『いつか蝶羽に告白する。待ってて、僕は蝶羽が好きなんだ』と言った。 蝶羽は、それを聞いて嬉しかった。 蝶羽と京極の訓練所の先輩が蝶羽に話があると誘いだした。 先輩『蝶羽ちゃんの事が好きです。付き合って下さい。』 蝶羽『ごめんなさい。私、京極くんの事が好きなんです。』 先輩『でも京極くんは蝶羽ちゃんに告白しようとしないじゃない。京極くんは蝶羽ちゃんの事は好きじゃないんじゃないの?』 蝶羽『京極くん酔っ払って寝て寝言で『落ち着いたら告白するから待ってて、好きだよ』って言ってくれたんです』 先輩『京極くん酔っ払って言うんじゃなくて酔っ払ってない時に言うべきだし京極くんの告白を待ってるうちに蝶羽ちゃんの気持ち変わるかもしれないよ。もうちょっと考えてからまた答えを教えてくれない?』 蝶羽『わかりました。』 蝶羽と京極の訓練所の先輩は京極に話す。 先輩『俺は蝶羽が好きだ?お前は?』 京極『僕も蝶羽が好きだ』 先輩『じゃあ、なんで告白しないんだ』 京極『それは‥』 先輩『蝶羽ちゃんは俺の事を好きにさせるから』 雛は違う訓練所で先輩に恋をしていた。 雛は蝶羽と遊びに行った時に先輩に恋をしている事を話す。 京極は資格も取れたし5年も経ってるから訓練所をやめて採用試験受けて働けば良いのに 蝶羽が合格するまで待った。 一緒に採用試験を受けて同じ場所で働きたかったからだ。 採用試験を受けて蝶羽と雛と京極は合格した。 警察犬訓練士と働ける場所で蝶羽と雛と京極は同じ場所で働くことになった。 雛は先輩と離れる事になる。 雛は先輩をデートに誘った。 先輩は城が好きで城をみて近くを探索した。 探索していると美味しそうな食べ物があったのでそこで食べたり お土産に買い物したりした。 もちろん蝶羽の分も。 3人は切磋琢磨しながら警察犬の訓練士になって1年たった。 雛は先輩とデートを何回もしていた。 雛は先輩に『私の事どう思ってるの?』と聞く。 先輩は『好きだよ』 雛『どういう好きなの?』 先輩『女性として好きだよ』 雛『じゃあ、この先、どうする?』 先輩『付き合おうっか?』 雛『よろしくお願いします。本気で思ってる?』 先輩『思ってるよ』 雛『じゃあ、もし、長く付き合えてたら、プロポーズ期待するわ』 先輩『のぞむところだ』と言い 2人は笑いあった。 雛は、その事を蝶羽に話した。 蝶羽は、雛と雛の先輩が付き合いだした事を京極に話した。 数日後 京極は蝶羽をデートに誘った。 蝶羽と京極は初デートした場所に行った。 水族館。 初デートした時と同じ場所に行った。 御飯を食べてる時に京極は言った。 京極『蝶羽ちゃんと一緒に勉強したりデートしたりしていく中でいつの間にか蝶羽の事が好きになっていました。付き合って下さい。』 蝶羽『私も翼くんが好きです。よろしくお願いします。』 のちのち京極が酔っ払って『いつか蝶羽ちゃんに告白するからね。待ってて。蝶羽の事が好きです』と言っていたことを聞かされ京極は恥ずかしい思いをする事となる。 蝶羽は蝶羽と京極の訓練所の先輩に話す。 蝶羽『私、京極と付き合う事になりました。先輩、すみません。』 先輩『そうなると思ってた。でも諦める事が出来なかったんだ。ごめん。蝶羽ちゃん、幸せになってね』 蝶羽と京極の先輩は京極に言う。 先輩『蝶羽を幸せにしてやれよ。幸せにしてあげれなかったら俺が幸せにするからな』 京極『絶対、幸せにしてみせます』 蝶羽の母親が蝶羽に電話をかけた 蝶羽の母親『あなた彼氏出来たの?』 蝶羽『うん。誰かから聞いたの?』 蝶羽の母親『そうよ。雛から』 蝶羽『やっぱりか。雛ったら、何でも言っちゃうんだから』 蝶羽の母親『今度、彼氏、連れてきてよ』 蝶羽『わかった』 蝶羽は京極に母親が『蝶羽の彼氏を紹介して欲しい』と言っていたと話す。 京極『いいよ。会いに行くよ。スーツで行かないとね』 蝶羽『良いの?』 京極『良いに決まってるじゃん。いつかは結婚するんだし』 蝶羽『何か言った?』 京極『いつかは結婚するんだし』 蝶羽『もう1回言って』 京極『聞こえてるだろう』 蝶羽は京極を連れて実家に帰った。 蝶羽『ただいま、こちら私が付き合ってる彼氏だよ。』 京極『最近、お付き合いする事になりました。京極翼です。よろしくお願いします。』 蝶羽の父親『こちらこそ、うちの娘は難しい所もありますが、よろしくお願いします。堅苦しい事は、やめて食べに行こうか。京極くんはお酒飲める?』 京極『はい、飲めます』 外食する場所に着くと 蝶羽『京極くんね、優しいんだよ。AO入試の時に私、落ちたと思って落ち込んでいたら京極くんが『大丈夫だよ。きっとまた、ここで会おう』って言ってくれたし、新入生歓迎会のカラオケ大会で私が先輩に絡まれていたら京極くんが『先輩、あっちで飲みませんか』って言って先輩を連れていってくれたり、勉強を教えてくれたり辛い時に寄り添ってくれた。』 蝶羽の母親『京極くんは優しいのね。会った瞬間から蝶羽の言う良さがにじみ出ていたわ。蝶羽には、もったいないぐらいの方ね。良かったね。蝶羽、素敵な方に出会えて』 蝶羽『うん。幸せ』 和んだ空気に包まれた。 蝶羽も京極の実家に行った。 京極『ただいま、今、僕が付き合ってる、鈴木蝶羽です。』 蝶羽『京極くんとお付き合いさせて頂いております。鈴木蝶羽と言います。よろしくお願いします』 京極の父親『こちらこそ、ふつつかものでございますが、翼をよろしくお願いします。翼から話しは聞いてるよ。鈴木さんが素敵な人だってね。堅苦しい事は、やめて、御飯でも食べに行こう』 外食する場所に着いた。 蝶羽は、みんなに気をつかって水を分けたりおしぼりを分けたり色々と気をつかった。 京極『蝶羽ちゃんは、テストに落ちてもまた頑張る子で素直で良い子だよ』 京極の父親『それは良かった。翼は、素敵な方と付き合う事になったんだね。素敵な方に出会えて良かったよ』 2人は家族公認の中になった。 それから警察犬の訓練士として1匹でも警察犬になれるように自分達の技術が高まってくように日々、努力をしている。 あれから10年たった。 蝶羽と京極の訓練所の先輩は新しい彼女ができ幸せにしてるらしい。 雛は先輩と付き合った後もデートを重ねていた。 先輩は雛を綺麗な夕焼けが見える場所に連れていく。 先輩は夕焼けをバックにして言う。 先輩は、ひざまづき 先輩『僕と結婚してください』と雛に言って 指輪のケースを開く そこには指輪が入っていた。 雛『よろしくお願いします』 先輩は雛の指に指輪をはめた。 数日後 雛と先輩はお互いの家に挨拶に行った。 雛の実家に行き。 雛『ただいま、紹介したい人が居るの』 先輩『初めまして、雛さんとお付き合いさせて頂いております。○です。急でございますが、娘さんを僕に下さい。』 雛の父親『ふつつかものの娘でございますが、どうぞよろしくお願いします。ビックリしたけど、雛が素敵な方と出会って付き合って結婚出来て良かった。くるしい事は、やめてパッと祝おう』 雛と先輩と雛の家族で祝った。 雛も先輩の実家に挨拶に行った。 先輩『ただいま。お付き合いしてる方を連れてきました。』 雛『初めまして。お付き合いさせて頂いております。佐田雛と申します。よろしくお願いします。』 先輩『雛ちゃんと結婚する』 先輩の御両親『そうなの?』 先輩の父親『ふつつかものですが、○を(先輩の名前)よろしくお願いします』 雛『よろしくお願いします』 そして一緒に御飯を食べてから帰って行った。 京極は蝶羽を連れて某有名なテーマパークに連れていき テーマパーク内に入ると京極は、ひざまづく 指輪の箱を出し開いて 京極『結婚してください』と蝶羽に言う 蝶羽『よろしくお願いします』 京極は蝶羽の指に指輪をはめる。 蝶羽と京極は蝶羽の実家に行き 蝶羽『ただいま。京極さんが話があるって』 京極『お嬢さんを僕に下さい』 蝶羽と雛は『結婚記念日一緒にしない?』と話し合う。 蝶羽は京極に雛は先輩に友達と同じ結婚記念日にして良いか聞く。 京極も先輩も『いいよ』と言ってくれた。 11月22日に結婚届を出せるように蝶羽と雛と京極と雛の先輩は用意をする。 蝶羽と京極の結婚届の証人は雛と雛の先輩で 雛と雛の先輩の結婚届の証人は蝶羽と京極だった。 11月22日、11時22分に4人は結婚届を出した。 結婚式も同じ場所で午前が雛と雛の先輩の結婚式で 午後が蝶羽と京極の結婚式をした。 盛大に盛り上がった。 本人達や列席者は楽しい反面、疲労が凄かったけど それも良い思い出 なかなかこんな事例はないと思う。 蝶羽と雛は結婚しても警察犬の訓練士の仕事をやめなかった。 奇跡的に同時に蝶羽と雛は妊娠した。 蝶羽と雛は同じ病院で診察した。 蝶羽と雛は母親教室にいく。 妊娠中の方が保健センターや病院などで話を聞くのだ。 蝶羽と雛は病院の母親教室に行った。 前期と後期があった。 前期、蝶羽と雛は隣に座った。 同じテーブルの方と仲良くなってLINEを交換した。 後期に蝶羽と雛と前期で仲良くなった方と一緒のテーブルに座る メモをしたり話をした。 帰りに皆で喫茶店に行った。 妊娠8ヶ月まで蝶羽と雛は警察犬の訓練士の仕事を休まなかった。 妊娠8ヶ月になると蝶羽と雛は産休に入った。 蝶羽と雛は出産する日も一緒だった。 ただ時間は違った。 蝶羽と雛は友達でありママ友となっていった。 1ヶ月検診の時に蝶羽と雛は同じ時間に行く、 母親教室で出会ったお母さん達にも会ってお話をした。 また皆で遊びに行く約束をした。 桜の季節、蝶羽家族と雛家族と母親教室で出会ったママ友の家族とバーベキューをした。 バーベキューをした場所は近くで、それぞれお米担当、おかず担当、飲み物担当、機材を持ってくる担当など担当を決めて用意をした。 バーベキューの場所は公園の近くで 飽きたら子供達は公園に行く。 行く時は、もちろん親がついていく。 両親交代で子供達の面倒をみた。 お母さん達もお父さん達も子供達も気が合って仲良くなった。 それから皆でよく遊びに出掛けたりした。 子供達が1歳になると蝶羽と雛は保育園に預けて警察犬の訓練士の仕事を始めた。 少し働くとまたすぐ2人目を妊娠した。 それがまた奇跡的に蝶羽も雛も同じ時期に妊娠する。 妊娠8ヶ月まで仕事をして産休に入った。 なんと母親教室で仲良くなったママ友も同じ時期に妊娠。 2人目も同級生になった。 みんな、絆を深めていく。 育休あけで蝶羽と雛は警察犬の訓練士の仕事を始めた。 育児と家事と仕事を頑張っていく、それぞれの旦那さんや周りに支えられながら。 警察犬の訓練士の仕事もどんどん極めていく、みんな、立ち止まらない、自分を甘やかさない。 もう極めなくてもと思っても何か成長はないかと、いつも警察犬の訓練士の仕事について考えていった。 END
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