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桜花は振られたらしい。
まあ良音には、遠距離恋愛の彼女がいるらしい。
いつもの帰り道。いつも通り俺と桜花は二人で帰る。いつの間にか隣で歩いていた桜花は、泣いていた。ずっと何事も無かったように振舞っていたがやはり辛かったのだろう。その横顔をみながら、俺なら絶対に泣かせないのにと思った。
俺は泣いている桜花の前で片膝を立て膝まづいた。
『桜花、好きだ。ずっとずっとお前だけを見てた。俺と付き合ってください。』と言って手を取った。我ながらなんという恥ずかしい演出だと思ったが桜花はこうゆうのが好きだからいいと思う。
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