2・理想のモデルは何処にいる?

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「わたしたちふたりで、世界をあっと言わせましょう」    紗加はシャンペングラスを少し持ちあげて、くっと一気に飲み干した。    さて、仕事はこのくらいにして、この後はお楽しみが待ってる。  シャンペンでほろ酔い加減の紗加の全身から、隠し切れない欲望が妖しく匂い立っている。    おれはそっと近づくと、その細い肩に手をかけた。  「瀧人…」    首筋に唇を這わせ、爪を立てて背すじを撫で上げると、つぶやきはすぐに吐息に変わっていった……  
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