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「ねぇみんな、日和が夢の国へ行きたがってるの。春休みに一緒に行ってくれない?」
北峰さんが可愛いらしくお願いポーズをする。ウインクまで。もう僕、死んでもいい…… あっ、嘘、まだまだ絶対に死なない!
「もちろん行く」悟が即答する。祥介も「遊び足りなかったんだ」と嬉しそう。僕も「お供させていただきます」と答えていた。
「さくちゃーん、オッケーもらえたわ」
北峰さんが後を振り返った。すると、ご満悦そうな四方田女史が入ってくる。
「よしよし、それじゃ日程を決めようか」
僕たち三人は顔を見合わせ青褪めた。
END
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