夏梅姫

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 何故君と出会ったのか  その意味をいくら考えても答えが出るはずも無い  あの日行くあても無く街を歩いていたら  気がつけば街中にある公園だった  木陰の下で歩き疲れた足を休めると  夏の日差しを和らげてくれる優しさが身に染みた  若草色の風が揺らす木漏れ日を目で追って  子供たちの笑い声に耳を凝らす  静かに目を閉じれば夏の香りが体を包んで  いつしか深い眠りについていた
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