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「我が織田家に逆らうつもりか?」 「逆らう?なんで?」 「今川の残党狩りは織田家当主の信長様がお決めになられた事だ。それに従えんのならこちらにも考えがあるぞ」 俺の問いに男は威圧するように睨むような顔で脅してきた。 「ほんと?じゃあ証拠を見せてよ」 「なに?」 「織田さんが引き渡しを要求してるっていう証拠。俺に頼みに来るぐらいだからソレぐらいあるでしょ?無いならあんたが勝手に言ってるだけ、って事になるよ」 もしかして織田さんの名前出して勝手な事をしようとしてない?と、俺は苦し紛れに適当な事を言って使者を責める。
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