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「でしょ?どうせ今川が将来敵になるって言ってもその頃にはもう織田さんが天下取った後だろうし」 「そうだ。天下を取れば今川など取るに足らん」 「いや、今でもそんな感じじゃん。なのにそんなのを怖がって残党狩りなんてしてたら織田さんの評価下がるよ?」 織田さんが俺の予想通り諦めてくれそうなので、ここぞとばかりに押していく。 「…確かに…失礼ながら拙者も殿の意見に同意でございます」 「どうせ天下取った後は暇になるんだからさ、その時の暇つぶしの楽しみに取って置いたら?」 「うむ。そうだな…先の憂いでは無く、将来の楽しみか…はっはっは!」 服部のナイスアシストもあってか織田さんの来た時のようなピリピリした雰囲気は無くなっていた。
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