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「楽しみだね。天下を取った後の織田さんに今川がどう仕掛けてくるのか」
「ふっ…そうだな。成田殿の言う通りだ…どうやら俺は家臣の誤った進言を信じ、先の楽しみを潰すところであった」
愚かな間違いを正してくれて礼を言う。と、織田さんは座ったまま頭を下げる。
「いやいや、いつも通り織田さんが天下を取るための手伝いをしただけだから」
「…焦りもあったとはいえ、一番の理解者である成田殿を疑ってしまった自分を心より恥じる。本当に済まなかった許してくれ…この通りだ」
…何故か知らんが織田さんは意味不明な事を言ってあぐらの状態で両手を膝の上に置き深々と頭を下げて謝った。
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