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…ごほん、アレはもう一年も前になるか…今川家の当主を織田の… 「入りまーす」 「二奈、何か用か?」 俺が回想に入ろうとしたところで返事も待たずに配下の武将である女の子が勝手に入って来た。 「お勉強の時間ですよ?お屋形様が来ないから呼びに来たんです」 「あ、そうだった…直ぐ行く」 「はーい。先行ってまーす」 二奈の用件に俺はすっかり忘れていた用事を思い出して立ち上がり後をついて行くようにふすまを開けて部屋を出る。
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