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――さて。亜美は急に食欲がなくなったとかでコーヒーフロートだけでいいそうだ。どれもおいしそうなメニューなのにもったいない。
注文を終えて、やってきました激辛ゲテモノカレー。
間近で見るとなんかすごい。深い器だなと思ったら、ルーが思ったよりとろとろでスープカレーみたいだった。ルーは茶色とピンクの二色。ごはんは緑色で、ぷるんぷるんのプリンが上に乗って旗まで立っている。
「これなにが入ってるの?」
「まあ、食べればわかるっしょ」
いっただっきまーすの声と同時に、マスターが三十分にセットしたタイマーのスイッチをオン。カウントダウンが始まった。
「ん。おいひい。ルーが黄色みが強くてさらさらしてると思ったら栄養ドリンクが煮込んであるね。こっちのピンクのルーは塩辛だわ」
感想を言うと、亜美はうわ、と言った。亜美のコーヒーフロートは苦かったのかな?
コーヒーに浮かぶアイスを崩しながら、亜美は顔をしかめた。
「カレーに栄養ドリンクと塩辛ってなにそれ」
「栄養摂れそうだしおいしいよ?」
「えぇ~……」
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