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「マイケルの方は最近どうなんだ?」
カクテルのグラスを手で揺らしながら、視線をマイケルに移す。
「俺は今年に入って彼女が出来たんだ。」
得意げな顔でジャックを見る。
「なんだよー聞いてないぞー。どんな顔してんだよ?可愛いのか?」
ジャックは肘でマイケルの肩をつつく。
マイケルは携帯を取り出し、彼女の画像を開くとジャックの目の前に携帯を突き出す。
「おぉー!かなり可愛い子じゃねーか。こんな可愛い子とどこで知り合ったんだよ?」
ジャックは持っていたグラスをテーブルに置く。
「職場の後輩だよ。前々からずっと気になってた子で、去年から付き合い始めて、今年告白してOKもらったんだ。」
照れてるのかマイケルはそう言うとカクテルを一気に飲み干した。
「よかったじゃねーか!今頃ダニーが天国からマイケルのこと睨んでるかもなー」
「よせよ。ジャックは彼女出来たのか?」
「俺は去年付き合ってた子にアタックして断られてからずっといないよ」
そう言うとジャックはカクテルを一気に飲み干した。
「今年は彼女出来るといいな」
「当分女はいいや。自由な時間もなかなか取れなかったし、久し振りに自分の好きな事に時間を使いたいし」
ジャック溜息混じりにそう言った。
「好きな事って何か趣味とかあったっけお前?」
マイケルは意地悪な感じでジャックの方を見る。
「4.5年前からスカイダイビングにハマってたんだけど、ここ最近女にばっか時間使ってたから全然飛べてなかったんだよね。だから久し振りに空飛んでストレス発散したいなー」
「女、女って言うからいつまで経っても彼女出来ねーんじゃねーのか?レディって言いなよ。」
マイケルは笑いながら茶化す。
「うっせー」
ジャックはマイケルの頭を叩く。
「いてーなー」
マイケルもジャックの頭を叩く。
「ハハハハハハ」
2人は笑いあった。
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