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「言っておくが、俺はパンツは履いていた。」 自慢にもならないような事を威張って言う涼平に美鈴も吹き出していた。 「そこ威張って言う事ですか。」 「……裸の美鈴が横にいて食わなかった俺を褒めるんだな。…まぁ美鈴の肌は…いや、なんでもない。」 途中からゴニョゴニョ言う涼平の声は、美鈴に幸い?届いていなかった。 「ご迷惑をお掛けしました。」 酔って寝落ちしていたのにもかかわらず、何もなかった事をホッとしているはずなのに、私って魅力ないのかと少し落ち込む自分に慌てる。 チャラ男のはずの副社長が思っていたよりも紳士だったとわかり、惚れ直すよなぁと考えている時点で涼平に惹かれているのに、納得していない美鈴だった。
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