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☆
一目惚れだった。
この中学の入学式を終え、廊下をスキップで歩いていたところ、私は津堂くんとたまたますれ違ったのだった。
「スキップか。うかれてんの。1年ぼーず」
そんな言葉を投げかけられ、どきゅん、と私のこころは撃ち抜かれたのだった。
何でなのか解らない。そもそも、私がいつも好きになるひとは、どちらかというと活発で、軽い男の子が多かった。
真逆のタイプの彼に、魅かれたのかもしれない。
とりあえず、彼を取り巻く空気の中で、一緒に過ごしたいと、私は直感的に思ったのだった。
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