とおりゃんせ

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とおりゃんせ

通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細通じゃ ハンザキさまの 細道じゃ ちっと通して 下しゃんせ 御用のないもの 通しゃせぬ この子の七つの お祝いに 力をもらいに まいります 行きはよいよい 帰りはこわい こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ ────  親友の九尾尻(くおじり)の姉、美千代さんに魔族系統の鑑定をしてもらった結果、ハンザキ系統の魔神族ということが分かった。    鑑定をしてもらったその日の晩から毎日夢の中で歌が聞こえてくるようになったのだが、その歌は幼いころにメイドの赤目さんが歌ってくれていた ”とおりゃんせ” の替え歌だった。  この歌の歌詞で替えてある所は2か所で、天神様がハンザキ様に、お札を納めにまいりますが、力をもらいにまいります、になっている。
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