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第1話 失恋。
【陸side.】
おれにとって君は世界の中心。
今のおれが居るのは君がいてくれるから。
おれは君が 大好きだ。
今もこれから先も。
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高校1年生の夏。
おれの世界は一変することになった。
おれは佐々木陸。
比較的目立たない平凡なタイプの男子高校生だ。
大好きな幼なじみの瀬戸和也、和也の中学以来の友人の海野青と3人でいつも一緒にいる。
今は放課後。
海野は職員室に用事があった為、他に人のいない教室に和也と2人で残って駄弁っていた。
「なぁ、陸」
和也が少し真剣な顔つきで話しかけてきた。
急なことで不思議に思ったが「どうしたの?」と直ぐに聞き返した。
「俺、好きな人出来た。」
「え……」
おれの人生はここから180度一変することになる。
16歳の汗が滴るような暑い夏の日。
おれは失恋をした。
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