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青い芝生が美しい公園の真ん中に、奇妙な若い男がいた。真っ白な大人が何人も寝転べそうな大きな紙の上に、慎重に慎重に金平糖を並べているのだ。
白い接着剤のようなものをつけて、真剣な表情で金平糖を並べる姿は、異様としか言い様がなかった。
周りの大人たちは不審者を見るように遠巻きにし、子供たちは興味津々で眺めている。
そしてしばらく時間が経った頃、子供の1人が叫んだ。
「うわぁ、きれい!」
その声につられて周りの者たちも男の方を見た。
そして人々の口から歓声が上がる。
そこには金平糖でできた、眩しく輝く太陽、今にも波音が聞こえそうな海辺、色とりどりの美しい花があったからだ。
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