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地味グループの女の子たちとつるむこともあるし、男子とも話せないことはない。
言ってしまえば2軍(1軍補助)かな…。
「じゃあ問3を……うーん、誰を当てるかなぁ~?」
私はこういうときに当てられない方法を知っている。
ちょっとズルいけど、当てられて答えられないよりはマシ。
だれが餌食になるのか、教室内を見渡す英語教師の視線から逃れる3限目。
うーんうーんと眉を寄せて悩むふり。
そんな動作だけで「自信がありません、わかりません」という空気感を最大限に出す。
「んー、じゃあ――――須藤、」
「……えっ、」
「いけるか?そんなものには引っ掛からないぞ俺は」
「……」
まさかの今日でそんな乗り切り方が終了するとは。
わざとやってたんだろ?と、嫌な目を向けてくる英語教師は運の悪いことに担任でもあった。
「……③のspeak…、」
「そもそも何を言ってるのか翻訳は出来てるか?」
「えーっと……」
英文の空欄に適切な語を選んで埋める系が大嫌いだ。
私のテストの点数を知ってる先生ならこうなるって分かるはずなのに。
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