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目を閉じれば浮かんでくる今朝の光景……
ベッドの中でスーッと手を伸ばした。
「んっ……」
スエット上から自身の中心部に触れると、一瞬で反応する。
形取るように掌で包み込むと、軽くギュッギュと手を動かしていた。
でも、どこか物足りなさを感じて、包み込んでいた手をスエットの中へ忍ばせると、ボクサーパンツを少し下げて直で触れる。
「はぁ……」
直接触れたことで、ひんやりとした手が背筋をゾワッとさせるのと同時に、これから始まる自慰行為に胸がキュッとした。
包み込むようにしていた手を、中心部を握り込む形に変えると一搔きする。
「んっ……」
一度感じた気持ち良さは、すぐに俺を夢中にさせた。
今朝の高城を思い出しながら、すっかり大きくなったモノを上下に動かし、自身を高めていく。
「あっ、んっ、あっ……」
先端からぬるりとした液が溢れ出していて、ツーッと流れてくると手を濡らしていく。
「あっ…高城…はぁっ…んっ…」
足をピンッと張り、刺激を与えることで限界が近づいていたのか太腿の内側が痙攣し始めた。
「くっ…もう、イキそっ」
止まることのない手の動きに合わせるように、自然と腰が浮いてくる。
もっと、もっと……
更に手を動かすスピードが速くなり、一気に絶頂への階段を駆け上がっていく。
「んっ、くぅっ…イクッ…」
ドクドクとペニスが震え先端から飛び出してくる熱いものを、取りこぼさないように手の中で受け止める。
呼吸が整わないまま、脱力感が襲い呆然と天井を見つめながら、たった今行われていた行為に罪悪感が押し寄せてきた。
「俺……カッコ悪っ……」
反対側の腕で、思わず目を隠すように覆う。
それなのに、まだ心臓は煩いくらいに脈を打ちつけていた。
執筆時間…3月3日、3:00〜4:00
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