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「漫画みたいな恋がしたいな」
ずっとそう思う。
「いい加減諦めなさい。青春は今だけなのよ。妥協して誰かと付き合ってみなさい」
母は言った。
その後私は不意に鏡を見た。
──私、こんな顔だったっけ。
低い鼻、細い目、分厚い唇。
目は一重で全然可愛くない。
唇はタラコみたいで綺麗でもない。
低い鼻はそれらの部位を悪い意味で引き立てる。
、、、そりゃそうだ。
こんな顔では漫画みたいな恋なんてあるわけない。
そりゃあ、、、、。
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