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玲side___
ゆづくんの部屋から出て、自分の部屋へと向かいながら小さく息を吐いた。
ゆづくんが意外と…変人だったのと、変人だけど皆見クンには惚れてないのが分かった。
それだけで随分肩の力が抜けた気がする。
まだ生徒会の皆は皆見クンに構ってるのかなぁ。
一つ一つの部屋が広いので、必然的に長くなった廊下には僕一人だった。この階は風紀と特待生と生徒会の階。もともと人通りは少ないけどね。
ようやく着いた部屋のドアにキーをかざす。
生徒会の証であるブラックカード。持つ度にちょっと嬉しくなるのは内緒ね。
だって、一応お揃いみたいなものだし。
所詮仕事仲間と言っても、されど仕事仲間だ。この縁は、切りたくない。切られたくない。
それほどには、生徒会の皆が好きなのだ。
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