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でもフラれた後、大学や近所で彼と会った時どうしたらいいのかが分からなくて、怖くて、僕は一時的な安らぎに逃げ続けている。
むくわれず傷つき続ける可哀想な初恋に引導を渡してあげずに、オタク趣味へ逃げている。
趣味に夢中になっている間は、彼のことも自分の情けなさも考えないですむから。
だから僕は次々に、気になる漫画アニメゲームを消費していった。
源くんに声をかけられたのは、新しい消費物を探している時だった。
彼は僕がオタクだと知ると、最近の『ファモキスカード』について布教してきた。
僕は彼のプレゼンの上手さにまんまと籠絡され、昔好きだったコンテンツに再燃したのだった。
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