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職場である株式会社avenir(アウ"ニール)を出て、真っ直ぐ帰らずに、自宅とは違う方へと足を運ぶ。 いつもの日常にほんの少しのスパイスか、エッセンスが欲しい。 ピリッとする様なスパイス、それともバニラエッセンスみたいなと思っても、料理に関しては破壊的な才能しかない。 それがある意味ウチの自慢でもある。 まぁ、早い話しが何も作れないって事で、開き直る事も大事なのだけど、変わりない日常を、ほんの少し変えたいと思った訳。 それは、カレーに板チョコに入れるみたいな感じ。 ほんの少しの隠し味が欲しいんだ。
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