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第5話 キャラメイキング④
「次は、独自スキルです。3つ作ってください。あ、別に今3つ全てを作る必要はないのでご安心ください」
「分かりました、さっきも言いましたが、もう考えてあるので安心してください。」
えぇっと…1つ目は【箱庭世界】。植物を栽培したり所持者やその契約対象者たちのホームを設置したりすることができる亜空間型のアクティブスキル。発動時と終了時に魔力を大量に使用する。このスキルを所持しているプレイヤー本人やその契約対象者,所持者が許可した者なら誰でも入れることが可能。但し、所持者がプレイヤーである場合は所持者がログインしていなければ出入りすることはできない。それと、所持者がログアウト中だとしても、その空間内で活動すること自体は可能。レベルが上がるにつれて空間の広さが拡大されていったり環境設定の詳細度が上がったりする、っと。…これで1個目が完成。
2つ目は【植物創造】。この世界に現時点では存在していない植物を創造することが可能とする魔法型のアクティブスキル。創造時に設定された植物の効能及び能力によって魔力の消費量が変化する。また、植物に設定される効能及び能力には限度がある。創造時に普通の植物にするか、植物型の魔物として創造するかを選ぶことができ、その他にも精霊を宿すことが可能。植物型の魔物として創造した場合、若しくは創造した植物に精霊を宿させた場合には、創造主となる精霊が契約系のスキルを持っていれば創造した存在を眷属化することが可能。創造時に魔力を大量に消費する。…これで2個目が完成っと。
3つ目は【アイテム化(※魔力・魔法限定)】。属性を帯びた魔力や発動させた魔法をアイテムとして存在させることができる、特殊型アクティブスキル魔法やスキルを発動させて、アイテム化の対象物を生み出す時と、このスキルを発動させる時の2回で魔力を消費する。このスキルでアイテム化した物を武器や 道具として使用したり素材アイテムとして扱ったりすることが可能、っと。これで3つともできたからOKね。
「…私の独自スキル、完成です!! シーアさん、これでどうでしょうか?」
「…えっと、これで問題ありません。あとは初期装備と初期武器を決めるだけですが、その前に称号をお渡しします」
『称号【事前準備を行ってきた者】』
はぁ?! もう8個目の称号獲得!? チュートリアルもしてないのに、キャラメイキングだけで既に8個も称号を獲得してるのって、やっぱおかしいよね!?
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