第1話 プロローグ

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第1話 プロローグ

正式サービス開始まであと30分。 ゲームをする準備は1時間程前に既に完了して、今ちょうど説明書を読み終えたところである。 説明書は公式HPで公開されており、「ゲーム概要」や「正式サービス開始前にやっておくべきこと」, 「注意事項」について等が記載されていた。 「正式サービス開始前にやっておくべきこと」には、正式サービス開始前にキャラメイクとチュートリアルをすることが可能であることと、通常時の仮想空間では3倍速なのに対し、キャラメイク中の仮想空間では時間が4倍速になるということ等が記載されていた。 そんなわけで、まだ正式サービスが開始していない今のうちに、キャラメイクとチュートリアルをやってくることにした。 ヘッドギアを被ってベッドに寝っ転がり、ヘッドギアに付いている開始ボタンを押す。 すると、突然頭がぼーっとしてきて、数秒後には意識が暗転していた。
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