仲良し姉妹ナナちゃんとココちゃん【後編】

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仲良し姉妹ナナちゃんとココちゃん【後編】

大輔と美樹が夫婦になって2年になった。 二人の結婚式でウェディングドッグになった ワンキチは、頼もしくなっていた。 『ぼくに弟か妹ができるんだよ』 ワンキチは大輔と美樹に生まれる 赤ちゃんを楽しみにしていた。 「産み月は何月なの?」 「はい、8月なんです」 「体を大事にして元気な赤ちゃん産んでね」 「はい、ありがとうございます」 「大輔、父親として頑張れよ」 「はい、頑張ります」 武志たちが話をしている時に マロンたちは仲良く談笑していた。 『ワンキチくん、楽しみだね』 『うん、ママがぼくを見て お兄ちゃんになるんだよって言うんだ』 『ワンキチくん、よかったね』 『ワンキチくん、おめでとう!』 『ナナちゃん、ココちゃん、ありがとう』 武志たちは愛犬を連れて公園近くにある わんこ同伴のレストランに来ていた。 お店には、わんこにも食べられる料理を メニューに載せていた。 食事をすませた武志たちは、 食後のコーヒーを飲んでいた。 博恵は、ナナとココのことを 武志たちに話をした。 「ナナとココは双子で生まれました。 私は主人と一緒に子犬だった ナナとココを我が家に迎えました。 ナナは、焼いもが大好きなんです。 ココは、甘えん坊で 私と主人にベッタリなんですよ」 「かわいいですね。 ナナちゃんとココちゃんは、 ママが大好きなんですね」 「ありがとうございます。 ナナは、主人が趣味にしている 庭の木の葉っぱをちぎるんです。 ココは寝る前にナナのベッドを ブンブン振り回しているんですよ」 ナナとココは、家族の癒しとなっていた。 子犬の時から博恵の家に来たので 家族として暮らしていた。 家族に溶け込んだナナとココは、 これからも博恵にかわいがられるだろう。 そして、ワンキチを飼っている 大輔と美樹に赤ちゃんが生まれることを 武志と寛子は願ってやまなかった。
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