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保育士ボーイレオンくん【中編】
『こんにちは、ぼくはレオン。
キミたちのお名前を教えて』
『ぼく、マロンだよ』
『あたし、ミルクよ』
『ぼくね、ママのお手伝いができるように
保育園でお仕事しているんだよ』
『すごいね、レオンくん』
『ぼくね、ママのために
赤ちゃんのお世話ができるように
お仕事頑張っているんだ』
マロンとミルクは、
レオンと仲良くなっていた。
雄二と紀子に赤ちゃんが生まれたことが
レオンの喜びになっていた。
保育園を出た武志と寛子は、
雄二を家に招いていた。
「おじゃまします。
レオン、ご挨拶しなさい」
レオンは、武志と寛子に
元気よく「ワン!」と言っていた。
雄二は、浩之の親友で高校卒業まで
一緒に過ごした竹馬の友であった。
「取り散らかしているけどどうぞ」
「ありがとうございます」
雄二は客間である和室に通された。
かつての雄二は、
浩之と高校まで遊んだ仲だった。
「レオンがマロンくんとミルクちゃんの
お友達になれてよかったです。
レオンは、小さい子を大切にします。
保育園では、毎日保育士と
警備員を兼任して頑張っています。
きっと、紀子が退院した時に
助けようとしているんですね」
「浩之は、大村で看護師をしている。
嫁の佳澄も保育士として頑張っている」
「浩之くんとはメールで
お互いの近況報告をしています。
実は、紀子との出会いも
浩之くんがつくってくれたんです」
そう、雄二に紀子を紹介したのは
浩之だった。
浩之の看護師仲間である紀子に
雄二を紹介したら見事に
マッチングしたのだ。
雄二は、紀子とレオンの出会いを
武志と寛子に話そうとしていた。
この続きは、次回の講釈で…。【後編に続く】
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