プロローグ

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 吐息の隙間に混じる碧のうわごとからは、とっくに理性の響きが消えている。 「……んっ、ホラ、幾らでもやるぞ……っ」 「ふ……っ、んん……っ、ああっ、気持ち……い……ぁんっ、あぁ……っ、とおるさ……っ」  ふと、表情を確かめたくなり、深く繋がったまま、身体の向きを変えさせてみた。すると、回転する繋ぎ目がぐちゅりと音を立てて馴染み、二人の境目はますます曖昧になる。 「いい……っ、イっちゃう……っ!」
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