二輪草

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★Flower Garden より 言うな 恋なんて名前を付けてしまえば 戸惑いに奪われた時は帰らぬ 空を見る 立ち止まる 謝る 花を見る 少女に愛がまとわりつく 来ないかもしれぬ「いつかね」で返事をした キミに悪気など追求は出来ず たんぽぽの葉脈触れて 「この街らしい」と言う君が一番 らしい 「この子たちの名前忘れちゃった」 枯葉を踏まぬ様に吐き出す言葉 勝手に生きて 勝手に死んでく それもそれを言うキミも哲学だ なんでもない空き地を「花畑」と呼ぶ 皮の剥がれし柔きくちびる
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