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「待ってここじゃ……」
「なんで、もう待てない」
「おねがい、まだ……」
ちゃらりー!
ちゃらりらりーらー!!
「ああっ!! ほら!! まいがそんなこと言ってるからゲームオーバーになっちゃったじゃん!!」
「だってそのアイテム取るのにどんだけ苦労したか。いまはそのタイミングじゃないでしょ!!」
にぎやかな声がわたしのアパートの部屋に響く。お互いが好きなゲームに勤しんでもうかれこれ2時間が経つ。
昼間から性欲をぶつけ合って、遅くなった夕ご飯。お互いの好きなゲームをするひととき。
ローテーブルの上には、食べ終わったスーパーのお弁当の箱、飲みかけのお酒、つまみのお菓子などがのったまま。もう時間は午前0時をまわっていた。
「あー、もう眠い」
「俺も」
バタンとベッドになだれ込むと、狭いシングルベッドにあおちゃんももぐりこんでくる。
「まいー」
ぐりぐりと額をわたしの胸に擦り寄せて、甘えてくるあおちゃんはなんだかかわいらしい。
「あおちゃん」
「ん?」
「今度、いつ会える?」
「いつでも会えるよ? まいが会いたいって言ってくれれば」
またそれだ。お互いが会いたい時が、会うタイミングなんて適当なことを言う。
「わたしが会いたいって言わなかったら、会わないってこと?」
「なにそれ。もう俺に会いたくないの?」
「違う……」
いい終わらないうちに、あおちゃんはわたしのもこもこルームウェアのトップスを下着ごとめくり、ぢゅるっと胸の先端を舐め上げる。
「ひゃあっ……あうっ……」
突然訪れた快感に甘い声が漏れた。
もうとっくにあおちゃんはわたしの気持ちのいいところを覚えている。固くなった突起をころころ舌で転がしながら、もう片方をピンピンと弾いた。その度に、脚の間が熱を帯びていく。
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