エピローグ3:遥か遠い未来での邂逅

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【二人はこういう衣装も着てたんだね。まぁ、皇帝と皇妃だから式典には参加するよね。僕は他の展示物を見に行くけど、ルシアスはここにいるの?】 「もうしばらく見ていたいな。ってか、お前は俺から離れても大丈夫なのか?魂が剥き出しの状態って危ないんじゃなかったか?」 【ここは大丈夫。きっとリーゼロッテやラシードが触れたものがあるから、何かしらの力があるみたい。それにルシアス自身は結界の起点だからね♪】 「そりゃそうだ。その結界ってまだ有効だったんだな…」 【キミが生きてる限り有効だから、永遠に有効だね】 「生きる結界か…めんどくせー」 その会話の後は、ルシアスとミカドは別行動を取った。 ルシアスはその場から動きたくはなかったし、ミカドは色々と見て回りたかったからだ。 「あれ?誰かいる!」 「観光客の人かなぁ?」 「この博物館、観光名所じゃないぜ」 「お勉強が好きな人かも。大人だけど、まだお勉強してる人は偉い人だって、お母さんが言ってたよ」 「またロゼの"お母さんが言ってたよ"が始まった。ロゼは将来マザコンになりそうだよな」 「そんなことないもん!僕はお父さんもお母さんもアンジェも好きなだけだもん!」 「はいはい、ロゼは自分の家族が大好きなんだろ?知ってるから」
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