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「直己さん私のお世話係なったんだって?」
「みたいですね。光栄な事ですよ。信頼されてなきゃ有り得ねぇ話です。」
「そだねー、響也警戒心強いし私への独占欲底なし沼だからね……」
「そうですね、今日も首やばいですよ。」
「知ってる。もう諦めてる。茜さんとユキさんなら多分、お疲れって言う。」
「若はきっと、何年経っても、お嬢を大事にするんでしょうね。あの独占欲は一生もんです。」
くすくす笑われた。やっぱそうだよね……
付き合いたてのカップルがさ……ヤキモチだとか俺のモンとかいう、あれと、スケールが違いすぎるもんね……。
「あ!直己さん、子供いつ産まれるの?」
「予定日は12月24日なんですよ。」
「やば、聖なる子だわ!生まれたら教えてね、私からもお祝いしたいから!!」
「いや、気持ちだけでいいですよ、若に殺されたくないんで!!」
「大丈夫、若は私のおねだりに弱いから。」
「それは否定できませんね、あ、着きましたよ。」
「ありがとー!!気をつけて戻ってね!」
「いや、俺はこのまま近くで護衛なんで、なんかあったらすぐ呼んで下さい。」
「直己いるし、ってそういう意味だったのか!!」
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