Ring

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翌日。 さっそくリングを注文した。 名前も入れてくれるらしい。それぞれにお互いの名前が入ったリングなんていいなぁ…と櫂は、一人でデレデレする。 ワクワクと届くのを待った。 ___ 数週間後。 思った通りのオシャレなペアリングが届いた。 学校から帰って寝ている駿を起こし、リングを見せる。 「んん…?わあすげえ…高そう。いいの?こんなの貰って」 駿は、一気に目が覚めたらしく、身体を起こす。 アクセサリーを貰ったのは、初めてで、自分で買ったこともないと言う。 「ありがとね、櫂」 チュッとキスをされて、櫂はニヤニヤが止まらなくなった。 お互いにリングを儀式のように嵌めあい、抱きしめあった。
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