サバイバル

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 地上から五メートルほどの高度を飛ぶ。障害物が無く、灯台まで最短距離を移動できるのは有り難かった。  移動の道中、新たな刺客や罠が彼らの行く手を阻んだが、知恵と勇気を振り絞り、ついには最終ステージまで辿り着いた。  ラスボスとして待ち構えていたのは巨大な牛蛙だった。ゴムのように伸縮し、(むち)のように(くう)を切り裂く舌が容赦なくライフを削る。  室井と高柳が全てのライフを使い果たした時に、誰か一人がクリアすれば全員助かることが分かった。ライフが残り一つとなった葛城と神島。  壮絶な戦いの終焉で、葛城は自らのライフと引き換えに、ゲームクリアを神島へ託した。
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