カエルの王女様

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 その日の夜、さっそく新入生歓迎会が催された。 りかも一緒に入部することになり、一年生の女子は萌華とりかと 桜子の三人だった。  歓迎会は居酒屋で開かれ、10人ほどが集まっていた。 萌華はノンアルコールを飲んでいたが、その場の雰囲気に気分は高揚し ほろ酔い気分だった。 先輩たちも優しくいい人そうだし、入部してよかったと萌華が 考えていると自然と笑顔になっていた。 入部した日から萌華にとって楽しい日々が続いた。 テニスサークルの仲間たちとの練習やご飯会、合宿など 楽しい日々を過ごした。 聡ともたくさん話し、二人で一緒に過ごす時間が多くなってきていた。 萌華にとっては何もかもが新鮮で楽しく、毎日がキラキラしていた。    ”毎日、楽しく過ごせるし、いろんなことを学べるって    幸せだな。聡先輩とも緊張せずに話せるようになって嬉しい”  明日は、萌華の19歳の誕生日。 聡先輩から話したいことがあると言われている。 何を言われるんだろう? ドキドキする。 萌華は幸せな気分で眠りについた。
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