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三月六日 デイジー(雛菊)
拝啓
お誕生日おめでとう
出会いとはこういうものかと君を初めてみて思った。
いつまでも一緒にいたいと思うのはこういうものかと
自問自答する自分が
ーいることに驚いた。隣に君がいる幸せをかみしめている。
敬具
三月六日、
僕はその手紙に封をして机の中へとしまった。
君が両腕いっぱいの太陽を真中に白い花弁を散りばめた
デイジーの花を持って僕の部屋にはいってきたからだ。
分かったよ。庭でアフタヌーンティーをしよう。
君の大好きなお菓子を用意させているよ。
デイジーの花冠を頂戴し君の騎士を悪ノリす
了
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