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娘の名前は『宮村 お姫様』といいます。
みんなに愛される女の子になる様に願いを込めて、私が名付けました。
主人にも親戚にも大反対されましたが、私は押しきりました。
お姫様と呼ばれる度に、娘は喜びました。
お誕生日には私の手作りドレスを着せて祝いました。可愛い私のプリンセス。可憐で美しい女の子になる為に、健やかに育ってね。
娘を『姫』と呼ぶ輩には怒りました。娘は『お姫様』なのですから。名前の省略は許せません。主人にはそれくらい良いではないかと言われましたが、私が大事に付けた名前です。
しかし、成長するにつれ、娘は自分の名前を嫌がる様になりました。どうしてこんな名前を付けたの?!恥ずかしい!と私を罵倒する様になりました。その度に私は娘を叱りました。残念ながら、私の気持ちは伝わらなかった様ですが…。
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