卒業前夜

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卒業前夜

幸村幸男(35歳) 幸村幸恵(35歳) 僕は妻へ感謝状と共に卒業用紙「離婚届」を 渡した。 幸男 =この度☓4へ。階段が上る。。 「 さっちゃん。。。長いような短い間だったけど、僕は愉しかった事もあったはずだった毎日をありがとう。 お互いにとっての夫婦とゆうしばりに関する学びは尊いものだった。 ここに、卒業用紙『離婚届』を渡します!!」 幸恵 = 初のバツイチへ階段を上る。 「 。。。 お互い、割と学んだ夫婦生活だったよね。こちらこそ、沢山学んだよ。  幸男君。次の入学『再再再再再婚』では 同じ失敗ばかりじゃなくてたまには新しいなにかの失敗にしなよ? 応援してるから!!」 ☓4の卒業理由が大体変わりは無い幸男に対する最後のお言葉だった。。 幸男 「幸恵ちゃんは優しさが仇になるタイプだからね?次の入学『再婚』ではたまには主張しなよ。」 離婚=卒業式前夜。。。 婚姻期間まる3年の反省会を粛々と済ませて。 二人だけの卒業式『離婚式』を割とズケズケと 腹の中の溜まりに溜まった何かしらの何かを、 やっと云えたのだった。。。 三年の中で出来なかった事を一晩でやった二人。 三年あった期間で分かりづらかった心の内。 二人は似すぎた性格だったため。。。 気遣いの三竦み状態だった事に気がつく。。。 三年かかって、、、やっと云えた二人。。 何が気に入らないのか? 何が足らなかったのか? やっとやっと云えた二人の離婚前夜。。。。。 そして。。。。 夫婦卒業「離婚届提出」当日の朝。。。 幸男 「 君が頑固モノだって本当にやっと分かった」 幸恵 「 貴方こそ優柔不断だってやっと分かった 」 幸男 「 幸恵ちゃんは卒業したいかな?    」 幸恵 「 幸男君はどう?           」 幸男 「 僕はね。入学『再再再再再婚』するならやっぱり相手は君が良いと昨日、やっと分かったよ。」 幸恵 「 お互いに何が足りなかったのか?がやっと昨日分かるなんて、、私達、、、ちょっとアホだよね?    でも、そうだね。。入学『再婚』するなら、 幸男君でいいやあ。。。  学んだよ。。 つーか、学べるんだよ。。あたし達まだね?」 こうして僕達夫婦は、なんちゃって卒業式『離婚前夜式』を経て 再び入学『婚姻期間の継続』をする事にした。。。 
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